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富士フイルム、Wi-Fi搭載の20倍ズームコンパクト「FinePix F900EXR」など

 富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「FinePix F900EXR」、「FinePix F820EXR」を3月9日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格はF900EXRが4万円前後、F820EXRが3万円前後の見込み。

FinePix F900EXR
FinePix F820EXR

FinePix F900EXR

 25-500mm相当の20倍ズームレンズを搭載するモデル。Wi-Fi機能を利用して撮影画像のスマホ転送やPC保存を行なえる。また、高速赤外線通信(IrSimple/IrSS)機能を利用して携帯電話などへの転送も可能。

 画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を採用し、世界最速という0.05秒AFを謳う。起動1.1秒、撮影間隔0.5秒、最速11コマ/秒といったスピード性能も特徴とする。

 撮像素子は1/2型有効1,600万画素のEXR CMOS IIセンサー。RAW記録に対応する。

FinePix F820EXR

 Wi-Fi非搭載モデル。レンズは25-450mm相当の18倍ズームとした。F900EXRと同様にEXRプロセッサーIIを搭載し、0.21秒AF、1.1秒起動、9コマ/秒の連写といった性能を有する。

 F900EXRと同様、連写合成を用いて手持ちで夜景撮影できるモードや、アート風の表現を楽しめる8種類の「アドバンストフィルター」を搭載。フルHD動画記録にも対応する。

 撮像素子は1/2型有効1,600万画素のEXR CMOSセンサー。RAW記録は非対応。

製品名FinePix F900EXRFinePix F820EXR
撮像素子1/2型有効1,600万画素EXR CMOS II1/2型有効1,600万画素EXR CMOS
レンズ25-500mm相当(35mm判換算)F3.5-5.325-450mm相当(35mm判換算)F3.5-5.8
最短撮影距離
(レンズ前)
5cm(マクロモード広角端)
1.3m(マクロモード望遠端)
手ブレ補正センサーシフト式
感度ISO100-3200(フル画素)
ISO6400(画像サイズM/S)、ISO12800(画像サイズS)
露出プログラムプログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE/マニュアル
測光方式マルチ、スポット、アベレージ
シャッター速度8-1/2,000秒(全モードあわせて)
液晶モニター3型約92万ドット
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード
内蔵メモリー(約21MB)
連写速度約11枚/秒(5枚まで)など約9枚/秒(5枚まで)など
動画記録H.264(1,920×1,080・60fps)など
バッテリーリチウムイオンバッテリーパックNP-50A
撮影可能枚数約260枚約250枚
外形寸法105.1×61.0×36.0mm105.1×63.3×36.0mm
質量約212g(本体)
約232g(バッテリー、メモリーカード含む)
約210g(本体)
約230g(バッテリー、メモリーカード含む)

【2013年2月8日17時】記事初出時、FinePix F820EXRの機種名、撮像素子、レンズ焦点距離について、記事末の表に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

【2013年2月8日17時30分】FinePix F820EXRの製品画像内にスペック誤表記があったと連絡を受け、記事上部の斜め振り4点を同社提供の正しい画像に差し替えました。

(本誌:鈴木誠)