シグマ、28mm相当の「DP1 Merrill」を9月14日に発売
シグマは31日、APS-CサイズのFoveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「DP1 Merrill」を9月14日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は9万9,800円前後の見込み。
35mm判換算28mm相当F2.8のレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。撮像素子は同社一眼レフカメラ「SD1 Merrill」や、7月に発売した35mm判換算45mm相当F2.8の「DP2 Merrill」と同じ有効4,600万画素(4,800×3,200×3層)のFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(23.5×15.7mm)。アスペクト比は3:2。感度はISO100-6400。
レンズは実焦点距離19mm。8群9枚構成で、蛍石と同等の性能を誇るFLDガラス1枚、グラスモールド非球面レンズ2枚、高屈折率ガラス1枚の採用により諸収差を補正した。スーパーマルチレイヤーコートの採用でフレア・ゴーストの発生も軽減したとしている。最短撮影距離は20cm。最大撮影倍率は1:8.4。
そのほかの主な仕様は発売済みのDP2 Merrillとほぼ同様。使用頻度の高いメニューを呼び出せるQS(クイックセット)ボタン、ボディ上面のコマンドダイヤル、4コマ/秒・最大7コマの連続撮影、AF後にレンズ鏡筒部のフォーカスリングでMFを行なえるAF+MFモードなどを利用できる。
外形寸法は121.5×66.7×64.3mm。奥行きのみDP2 Merrillの59.2mmから大きくなっている。本体のみの重量は360g(DP2 Merrillは355g)。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。液晶モニターは3型約92万ドット。ホットシューを備え、クリップオンストロボやビューファインダーを装着可能。動画記録は640×480/30fps。バッテリーは「BP-41」、撮影可能枚数は約97枚でいずれもDP2 Merrillと同じ。
2012/8/31 14:54