ライカ、フローティング機構を採用した「アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」


 ライカカメラジャパンは、M型ライカ用交換レンズ「ライカ アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」(LEICA APO-SUMMICRON-M f2/50mm ASPH.)を8月に発売する。価格は未定だが、店頭予想価格は70万円前後の見込み。

アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.

 アポクロマートレンズの採用で色収差を抑え、MTFの試験結果では画面全体で50%を超えるコントラストを有するという。アポクロマートレンズは、ライツ社の光学工場で独自開発された素材がベースの特殊ガラスを用いた。

 光学系は1979年発売の先代モデルをベースに、標準スペックという50mm・F2における性能向上に専念したという。現行のズミルックス35mmおよび50mmと同様にフローティングシステムを採用し、近接でも高い描写力を発揮するとしている。

 フィルター径は39mm。レンズ構成は5群9枚。絞り羽根は11枚。最小絞りはF16。最短撮影距離は0.7m。最大撮影倍率は1:11.3。

 本体サイズは53×47mm(最大径×全長)。重量は300g。フードは内蔵式。

 現行ライカMレンズの50mmには、ほかに「ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.」(実勢価格111万3,000円前後)、「ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」(実勢価格39万9,000円前後)、「ズミクロンM f2/50mm」(実勢価格22万5,750円前後)、「ズマリットM f2.5/50mm」(実勢価格15万8,000円前後)がある。

(本誌:鈴木誠)

2012/5/11 14:40