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【CES/PMA】SDアソシエーション、「Wirelss LAN SD」標準規格を発表


 SDメモリーカードの規格策定を行なうSDアソシエーションは10日、SDメモリーカードにおける「Wirelss LAN SD」標準規格を発表した。

 現地で10日に開幕する2012 International CESに合わせての発表。9日に行なわれた前日イベントDigital Experienceで、同規格を採用する東芝のFlashAirを使ったデモを行なっていた。

Wireless LAN SDに対応したFlashAir。発売は2月を予定 Wireless LAN SD対応製品のイメージ。下のWマークは、Type-W(ウェブインターフェイス規格)への対応を表すロゴ

 Wireless LAN SD標準規格では、対応メディアが無線LANのアクセスポイントとなる。そのため同じく無線LAN機能を持つEye-Fiと異なり、パソコンやスマートフォンなどから、SDメモリーカード内の画像を表示するなどの操作が可能。専用ソフトも必要ない。

 無線LAN規格はIEEE 802.11b/g/nに対応。WEP、WPA/WPA2のセキュリティをサポートする。また、SDXC/SDHC/SDメモリーカードに加えて、microSDXC/SDHC/SDメモリーカードにへの適用も可能。

 規格はType-WとType-Dに分かれており、Type-Wは最もベーシックな規格。SDアソシエーションでは第1世代と位置づけており、「ウェブインターフェイス規格」と名づけている。HTTPベースの規格で、無線LAN搭載機器に対してアクセスポイントとして振る舞う。東芝が2011年9月に発表したFlashAirもType-Wを採用する。

 第2世代のType-DはDLNAやWiFi Directなどに対応。「ネットワークインターフェイス規格」と呼ばれ、ホームネットワーク内での活用が見込まれる。

 今のところ、同規格に対応した製品は東芝のFlashAirのみ。容量は8GBで、発売は2012年の2月を予定している。価格は6,500円前後になる見込み。

 なお、東芝が2011年9月にFlashAirを発表した際、FlashAirを「世界初の無線LAN通信機能付きSDHCメモリーカード」と標榜、同じく世界初を謳うEye-Fiの言い分と食い違っていた。FlashAirがいう「世界初のSDHC」の拠り所は、SDアソシエーション公認のWiress LAN SDに対応していること。ただ当時、Wiress LAN SDはまだ正式に策定されておらず、歯切れの悪いやり取りになっていた。

 デモはFlashAirで行なわれていた。パナソニックのLUMIX DMC-FX90に装着したFlashAir内の画像をREGZA Tabletで鑑賞するというもので、FlashAirはDCIMフォルダ内の画像が持つサムネイルを抜き出し、それを並べたHTMLファイルを生成する。そのHTMLファイルをREGZA Tabletから表示させるというものだった。

Digital Experinceでのデモは、LUMIX DMC-FX90とREGZA Tabletで行なわれていた DMC-FX90に装着したFlashAir内部の画像をブラウザで表示したところ
FlashAirの裏面。右下にFCCの認証番号が見える

 FlashAirへの接続をはじめ、デモはAndroid OSの手順に則った操作で行なわれた。専用ソフトを必要としないWireless LAN SDの優位性を確認できた。ただしカード単体の機能としては、Eye-Fiの特徴であるメモリーカードからパソコンへの自動転送は行なえない。基本的にはWireless LAN SD採用カードの中身を見に行く必要がある。

 市場導入時期は、Type-Wが2012年、Type-Dが2013年頃。第3世代の規格化も進んでいるという。




(本誌:折本幸治)

2012/1/10 19:09