ペンタックス、「645D」「K-5」「K-r」のGPSユニット対応ファームウェアを公開


 HOYA株式会社PENTAXイメージング・システム事業部は21日、「645D」、「K-5」、「K-r」のGPS対応ファームウェアを公開した。25日発売のGPSユニット「O-GPS1」に対応したリリース。バージョン番号はいずれも1.10。

O-GPS1を取り付けた状態の645D
同じくO-GPS1を装着したK-5K-r

 更新内容はいずれも同じ。GPSユニット「O-GPS1」に対応した。そのうちK-5とK-rは、O-GPS1の特徴の一つである簡易天体追尾撮影機能「アストロトレーサー」に対応する。

 アストロトレーサーは、センサーシフト式の手ブレ補正機構「SR」を利用し、通常なら赤道儀を用いるような天体追尾撮影を三脚だけで簡易的に行なえるというもの。追尾動作は、K-5などが搭載する構図微調整機能の原理と同じく、撮像素子のみを動かすことで行なう。手ブレ補正機構を持たない645Dでは利用できない。

 GPS端末としては、緯度・経度・高度・UTC(世界協定時)・方位を記録。電子コンパス機能も搭載する。カメラへはホットシューを介して取り付ける。店頭予想価格は2万円前後の見込み。

O-GPS1


(本誌:折本幸治)

2011/6/21 12:51