【 2016/05/27 】
【 2016/05/26 】
【 2016/05/25 】
【 2016/05/24 】
【 2016/05/23 】

新装オープンした「ペンタックスフォーラム」を訪ねる


 東京・新宿の「ペンタックスフォーラム」が8日にリニューアルオープンした。ここではオープン初日の模様をお伝えする。

ペンタックスフォーラムの目印となる新宿センタービル 同ビルの中地下1階にある
入口

 ペンタックスフォーラムは、ギャラリー、ショールーム、サービスカウンターを備えた施設。入場は無料。住所は東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階 ペンタックス スクエア内)。営業時間は10時30分〜18時30分。休業日は、火曜、年末年始、ビル点検日。

入口の脇には吉村和敏氏による645Dの大判プリントを展示 さらに、歴代の銀塩カメラも表から見ることができる

 今回のリニューアルでこれまで1つだったギャラリーを2つに増やしたほか、カメラのハンズオンスペースも拡大。これまでより一層の充実を図った。入り口を入ってすぐの「ギャラリーI」は、従来からあったギャラリースペース。6月20日までは、勝田尚哉氏の写真展「築く II」を開催している(最終日は16時まで)。

ギャラリーI。勝田尚哉写真展「築く II」が開催中 ギャラリーII。645Dによる作品展「Love&Hope」が開催中

 一方、ギャラリーIの奥に新設したのが「ギャラリーII」。こちらでは、オープニング企画として10人の写真家がペンタックスの中判デジタルカメラ「645D」で撮り下ろした作品展「Love&Hope」が開催中。大判プリントで645Dの実力を見ることができる。期間は同じく6月20日まで(最終日は16時まで)となっている。

 さらに、入口から一番奥にはハンズオンのスペースを新たに設けた。これまでも円形のテーブルに沿ったハンズオンコーナーがあったが、新しいスペースには、鉄道模型や花といった被写体を設置。鉄道模型で動きのある撮影を体験したり、花でスティルライフの撮影を試せるように工夫した。展示機材の台数が増えたので、1度に多くの来場者が手に取ることができるようになった。ショールーム全体では645Dは2台展示している。

新たに設けたハンズオンコーナー 鉄道模型などが用意されており、動体撮影を試せる
同コーナーの「K-5」(左)および「K-r」(右)
645Dは、花を撮影できるようにセッティング。ケーブルレリーズも装着してあった
カメラグランプリ2011の大賞を受賞した645D。その盾と賞状も飾ってあった

 今回拡張したスペースは、これまでペンタックスのデザインチームのオフィスがあった場所だ。デザインチームも開発の地元にあった方がよいとの判断から東京都板橋区に移転した。その空き場所を活用する形で今回の拡張が実現した。

 ペンタックスフォーラム所長の佐々木淳二氏は、新しくなったペンタックスフォーラムを“1日いても楽しめる場所”と表現する。

ペンタックスフォーラム所長の佐々木淳二氏。フォトマスター検定EX(エキスパート)を持つ

「カメラの新製品を展示すると触れるまで待ち時間ができていたが、これまでのフロアではお客様の居場所が無かった。今度はギャラリーを見終わったら、ソファーで座ってお待ちいただけるし、個室のパソコンで撮影画像を見て過ごすこともできる。ゆったり過ごして貰える空間がどうしても欲しかった」(佐々木氏)とリニューアルの経緯を話した。

 ペンタックスギャラリーは基本的に2週間区切りで運営している。「1つのギャラリーでは、年に25〜26人(組)しか写真展を開催できません。申込みはその10倍はあるので、ほとんどお断りしなければなりませんでした。写真展を申し込む方は、私どもと繋がりを作りたいと考えているはずです。ならば、もう1つギャラリーを設けて門戸を開放しようと思ったのです。ひいては、ペンタックスファンの拡大にも繋がります。これは念願でした」(佐々木氏)。

 単純計算では今後年に50人(組)程度が写真展を行なえることになるわけだが、さらに多くの写真展を開催するために期間を1週間にする展示も検討しているとのこと。またギャラリーIIでは、写真業界だけではなく異業種とコラボレーションしたワークショップなども行なっていきたいとする。「例えばデザイナーなどを招いて、年に2〜3回は是非やりたい」(佐々木氏)。

 なお、2つのギャラリーは中央の仕切を外すことで1つの空間にすることができる。佐々木氏によれば、50〜60人を収容可能で講演会などの大型イベントも視野に入れいるという。

新設したハンズオンコーナーの奥では、「K-rコレジャナイロボモデル」(左)や「K-rボニー・ピンクモデル」などを展示(いずれもケース内) カメラやレンズのアウトレット品、書籍、各社のアクセサリーなどの販売コーナーも
パソコンを備えた個室を3室用意。ここでは、スタッフがペンタックスのカメラで撮影したオリジナル画像を閲覧することができる。現在はユーザーの持ち込んだ画像を見ることはできないが、今後検討していくという

 佐々木氏は、「今、こういう時代でほかのメーカーもギャラリーは縮小傾向にあるが、ペンタックスは果敢に挑戦している。東日本大震災があったが、(被災された方は)やはりアルバムを探す。震災に立ち向かう強い精神を持っているが、写真は思い出として大切なもの。紙のプリントで残すことの重要性が見えてくる。こうしたことも、ギャラリーに力を入れる大きな理由」と語った。

従来からあるショールームスペースにも最新の製品が並ぶ。奥はサービスカウンター デジタルフィルターやカスタムイメージの作例も
交換レンズも自由に試すことができる。645D用の新レンズ「D FA645 25mm F4(IF)SDM AW」(左)もあった
645Dのスケルトンモデルも展示
「K-rオーダーカラー受注サービス」で申し込めるバリエーションをすべて展示(写真はその一部)
コンパクトデジタルカメラも見ることができる オンラインショップ限定のオリジナルストラップも販売している
K-rミニチュアマスコットの自動販売機を2台設置。1回200円



(本誌:武石修)

2011/6/9 00:39