キヤノン、「EOS-1D Mark IV」「EOS 5D Mark II」のファームウェアを更新


 キヤノンは31日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」および「EOS 5D Mark II」の最新ファームウェアを公開した。

EOS-1D Mark IVEOS 5D Mark II

 それぞれの更新内容は次の通り。

EOS-1D Mark IV(Version 1.1.0)

  • UDMA7対応のCFを使用した場合の書き込み/読み取り速度を向上した
  • 大容量(32GB以上)のCF使用時に、CFの残容量が少なくなった状態でCFや電池を出し入れしてすぐに動画撮影すると、撮影が停止することがある現象を修正した
  • メニュー画面に表示される言語の「アラビア語」と「ポルトガル語」の誤記を修正した(海外向けモデルのみ。日本向けモデルは該当言語を表示できない)

EOS 5D Mark II(Version 2.0.9)

  • UDMA7対応のCFを使用した場合の書き込み/読み取り速度を向上した
  • カスタム機能C.FnIII-2を「5」に設定(レンズのAFストップボタンで手ブレ補正機能作動)した場合、AFストップボタンがないレンズを使用すると手ブレ補正機能が作動しない現象を修正した
  • メニュー画面に表示される言語の「アラビア語」、「ポルトガル語」、「スペイン語」、「タイ語」の誤記を修正した

 EOS-1D Mark IVは、APS-Hサイズ相当の有効1,610万画素CMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。秒間10コマの連写が可能なほか、拡張時ISO102400相当での撮影を可能としている。フルHD動画記録にも対応した。発売は2009年12月。実勢価格は54万1,800円前後。

 EOS 5D Mark IIは、35mmフルサイズの有効2,110万画素CMOSセンサーを採用するデジタル一眼レフカメラ。3型約92万ドットの液晶モニター、フルHD動画記録機能、視野率98%のファインダーなどを備える。発売は2008年11月。ボディのみの実勢価格は23万5,500円前後。

(本誌:鈴木誠)

2011/5/31 11:52