Nik Software、モノクロ写真作成プラグインの新バージョン

~64bitやGPU処理に対応。パートカラーも可能に

 ソフトウェア・トゥーは、米Nik Softwareのモノクロ画像編集プラグイン「Silver Efex Pro 2」を3月18日に発売する。価格は1万9,950円。アカデミック版は9,975円。5本以上のボリュームラインセンスも用意する。

Silver Efex Pro 2スクリーンショット

 対応ホストアプリケーションはPhotoshop CS3~CS5、Photoshop Elements 6~9、Photoshop Lightroom 2.3~3以降、Aperture 2.1~3.1以降。

 2011年2月18日以降に「Silver Efex Pro」か「Complete Collection」を購入している場合は、無料でSilver Efex Pro 2にアップグレードできる。

 2008年に発売した「Silver Efex Pro」の後継バージョン。対応ホストアプリケーションのプラグインとして動作するモノクロ写真作成ソフト。独自のインターフェース「U Pointテクノロジー」を利用できるのが特徴。新バージョンでは64bit処理やGPU処理に対応した。

 新たにアルゴリズムを相互に自動調整することで画像の品質を向上させた。また、黒や白をより強調つつ黒ツブレや白トビを抑えて独特のコントラストを作成できる「アンプリファイブラック/ホワイト」や過度なシャープネスを避けながらも微細なディテールやテクスチャーを強調できる「ファインストラクチャスライダ」を搭載した。画像の一部分をカラー化することも可能になった。

 自然でオリジナル性が高いというフレーム作成ツールやソフトな表現でコントラストをあげることができる「ソフトコントラスト」などを新たに備えた。階調に適応した明るさ調整が可能な「ダイナミックブライトネス」も新機能。

 モノクロ写真のための粒状性発生エンジン、実在のモノクロフィルムにおける質感の再現、ヴィネットや覆い焼きといった暗室作業の再現機能も従来品から継承した。




(本誌:武石修)

2011/2/21 18:47