【CP+】「マシンガンストロボ」を参考出品したニッシン


 ニッシンジャパンはCP+2011の会場で、リングストロボ「MF18」を参考出品した。価格は未定。6月頃の発売を予定している。キヤノン用、ソニー用、ニコン用をラインナップするという。

参考出品のMF18。右は発光部を広げた状態
発光部。発光管2つに加えて4つのLEDも搭載発光部の背面。最大77mm径に対応するという

 フォトキナ2010の会場でも参考出品した製品。リング左右に発光チューブ1つとLED光源2つずつを搭載する。ガイドナンバーは16。

 リングはフィルター径や撮影状況に応じて拡大させることが可能。レンズ先端に装着するためのアダプターを同梱する予定で、対応するフィルター径は49-77mm。Di866などと同様、マイTTL設定や外部電源にも対応する。

 また、会期直前に開発発表を行なった“マシンガンストロボ”Di1000(仮称)も参考出品している。高耐熱設計を施し、連続100回のフル発光が可能。発売時期、価格とも未定。放電管は自社開発という。

 ガイドナンバーは60(ISO100・照射角105mm)、40(ISO100・照射角35mm)。照射角は24-105mm。調光モードはE-TTL、E-TTL II(キヤノン用)、ADI(ソニー用)、i-TTL(ニコン用)、外部調光、マルチ発光、マニュアル発光(フル〜1/128)に対応する。既存のフラッグシップにあたるDi866と同様、サブ発光部を搭載。

Di1000(仮称)。Di866を踏襲した外観。ヘッドが大きいDi866と同じく液晶ディスプレイを備える
Di1000(仮称)の発光部

 Di866を改良したDi866 Mark IIは、参考出品ではなく正式発表の新製品。キヤノン用を8月、ソニー用を3月、ニコン用を4月に発売する予定。価格は4万9,750円。ガイドナンバーは40(ISO100・35mm).

 発光部をDi1000同様に強化して耐熱性を向上させたほか、スレーブ感度をアップ。Di866ユーザーからの要望に応えたという。また、キヤノン用とニコン用の取り付け足を樹脂製から金属製に変更して、強度を高めた。なお、ソニー用は既存製品も金属製。さらに、サブフラッシュの発光を従来のよりも細かく設定できるようになるという。

 外観は従来製品とほぼ同じ。カラー液晶、マイTTL、外部電源対応といった特徴を引き継ぐ。

Di866 Mark II
引き続きカラー液晶ディスプレイを搭載するキヤノン用とニコン用は取り付け足が樹脂製から金属製になった


(本誌:折本幸治)

2011/2/10 14:49