【CP+】リコー、GXR用「Mマウントユニット」を参考出品


 CP+2011でリコーは、ライカMマウント対応の「GXR用レンズマウントユニット」を参考出品している。

CP+2011でのリコーブース「GXR用レンズマウントユニット」を参考出品している

 GXR用レンズマウントユニットは、リコーが2月1日に開発発表を行なった製品。ユニット交換式カメラシステム「GXR」の専用拡張ユニットという位置づけで、ライカMマウントのほかに、APS-CサイズのCMOSセンサー、画像処理エンジン、縦走りのフォーカルプレーンシャッターを内蔵する。

 発売は2011年秋を予定。展示品はモックアップの状態で、内部に撮像素子などは組み込まれていない。あくまでの外観イメージを伝えるものという。ユニット交換はおろか、手を触れることも禁じられている。会場では例として、エルマリートM 28mm F2.8を装着していた。

 Mマウントのフランジバックに加え、フォーカルプレーンシャッター、LPF、撮像素子を配置したにしては、意外とすっきりしている印象。マウント上部や左手側側面がGXRボディより突出しているものの、GXRボディとのマッチングもそれほど悪くない。

 リコーではライカMマウントの採用について、汎用性が高く、味がある名レンズが多い点を魅力として評価したという。会場での反応はすこぶる良く、特に価格についての質問が多いという。現在のところ価格は未定だ。

LマウントのGRレンズとともに展示側面。左手側にふくらみが存在する
正面から見たところ
GR LENS A12 28mm F2.5(2010年11月発売)もアピールGXR用の4つのカメラユニットが勢揃いした

 リコーブースでは、GXRにCX5(2月10日発売)とGR DIGITAL IIIを加えた3本柱を訴求。それぞれに撮影体験を行なえるコーナーを設けていた。

 また、昨年のCP+2010に続き、リコー製品で撮影した作品を大きく展示。写真の力を前面に出すブースづくりを行なっている。

CX5。2月10日発売の新製品。会場でパッシブAFの速度を体験できる
GR DIGITAL IIIもアピール歴代GRの展示も楽しい


(本誌:折本幸治)

2011/2/9 13:45