リコー、ライカMマウント採用の「GXR用レンズマウントユニット」を開発発表


 リコーは1日、ユニット交換式カメラシステム「GXR」の専用拡張ユニットについて、ライカMマウントを装着できる「GXR用レンズマウントユニット」を開発発表した。発売は2011年秋を予定。

GXR用レンズマウントユニットを装着するGXRボディフォトキナ2010での発表資料より。当時、採用マウントは決まっていなかった

 GXR用レンズマウントユニットは、23.6×15.7mm(APS-Cサイズ相当)、総画素数約1,290万画素のCMOSセンサーを搭載。

 「ライカMレンズなど」を装着できるとし、ユニット内に新開発のフォーカルプレーンシャッターを搭載するという。

 GXRは2009年11月に発売。撮像素子、レンズ、画像処理エンジンを一体化した「カメラユニット」を交換する「ユニット交換システム」のボディとして登場した。現在は4種類のカメラユニットがラインナップしている。

 リコーはGXR用レンズマウントユニットについて、2010年9月に開幕したフォトキナ2010において、カメラユニットではない「拡張ユニット」としての位置づけで将来の登場を示唆していた。

 フォトキナ2010の時点では、対応レンズマウントについては未定としていた。今回ライカMマウントの採用をアナウンス。デジタルカメラにおけるMマウント対応ボディは、エプソンR-D1シリーズ、ライカM8/M8.5/M9に続く発売になる。

 なおリコーでは、CP+2011(2月9日〜12日、パシフィコ横浜)で、GXR用レンズマウントユニットのデザインモックを参考展示するという。



(本誌:折本幸治)

2011/2/1 14:30