ペンタックス、GPS機能内蔵の「Optio WG-1 GPS」
ペンタックスは、防塵・防滴性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「Optio WG-1 GPS」および「同WG-1」を3月中旬に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、Optio WG-1 GPSが4万円前後、同WG-1が3万円台半ばの見込み。カラーは、Optio WG-1 GPSがグレーとグリーン、同WG-1がブラックとパープル。
Optio WG-1 GPS(グレー) | Optio WG-1 GPS(グリーン) |
Optio WG-1(ブラック) | Optio WG-1(パープル) |
従来の防塵、防滴、耐衝撃、耐寒に加え、新たに耐荷重性能を備えたコンパクトデジタルカメラ。「Optio W90」(2010年3月発売)の後継モデルとなる。型番は従来の「Optio W」から「Optio WG」に変更。「Wild Gear」の略とする。
新たに加わった耐荷重性能は、100kgfまでの重さに耐える。防水はJIS保護等級8相当で、水深10mでの撮影が可能。このほか、JIS保護等級6の防塵、1.5mの耐落下衝撃、-10度の耐寒性能を有する。防水が従来の6mから10mに、耐落下衝撃性能が従来の1.2mから1.5mにそれぞれ向上した。
Optio WG-1 GPSのみGPS機能を内蔵する。測位間隔は15秒、30秒、60秒から選択可能で、電源が切れていても動作する。この場合、測位時に一瞬だけ電源が入るという動作となる。KML形式の測位データを記録メディアに保存可能。Optio WG-1 GPSと同WG-1の主な違いは、GPS機能の有無と本体のカラーリング。
従来機種でもレンズの円周上に搭載していたLEDライトは、3灯から5灯に増設。1cmマクロなど、被写体に近接して撮影する場合の配光特性を向上したという。オプションとして、1cmの距離を保持しながら被写体を長時間観察できる「マクロスタンド」も付属する。マクロスタンドには46mm径のフィルターを装着できる。
LEDライト関連の新機能としては、カメラを自分に向けた際に、カメラが顔を検知してLEDを点滅する「自分撮りアシスト」機能と、撮影の瞬間にLEDの光量を増す「瞬間輝度アップ」を装備した。
このほか、撮像素子をOptio W90の1,210万画素から1,400万画素に高画素化した。画像処理には新たに超解像技術を取り入れることで、画像に細かな部分処理を施して最適化し、解像感の向上を図るとしている。
Optio WG-1 GPS(グレー) | Optio WG-1 GPS(グリーン) |
Optio WG-1 GPS(グレー) | Optio WG-1 GPS(グリーン) |
背面デザインは共通 | マクロスタンドを装着してLEDライトを発光させたところ |
Optio WG-1(ブラック) | Optio WG-1(パープル) |
Optio WG-1(ブラック) | Optio WG-1(パープル) |
Optio WG-1 GPS用のカラビナ付きストラップ | Optio WG-1用のカラビナ付きストラップ |
製品名 | Optio WG-1 GPS | Optio WG-1 |
撮像素子 | 1/2.3型有効1,400万画素CCD | |
レンズ | 28-140mm相当(35mm判換算)F3.5-5.5 | |
内蔵GPS | ○ | - |
最短撮影距離 | 約1cm(1cmマクロモード広角端) | |
手ブレ補正 | 電子式 | |
感度 | ISO80-6400 | |
シャッター速度 | 4-1/1,500秒(夜景モード時) | |
液晶モニター | 2.7型23万ドット | |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード、内蔵メモリー(97MB) | |
連写速度 | 約40枚/秒など(最大記録解像度3,648×2,736) | |
動画記録 | 1,280×720・30fpsなど | |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー「D-LI92」 | |
撮影可能枚数 | 約260枚 | |
外形寸法 | 115.5×58.5×28.5mm | |
質量(撮影時) | 約167g | 約163g(同) |
【2011年1月8日】「測位間隔は15秒、20秒、30秒」を「測位間隔は15秒、30秒、60秒」に修正しました。
【2011年1月8日】「LEDがカメラの傾きを検知して点滅する」を「カメラが顔を検知してLEDを点滅する」に修正しました。
2011/2/8 10:40