アップル、「Aperture 3」を更新。パフォーマンス向上とiLife ‘11との互換性確保など


 アップルは21日、写真管理編集ソフト「Aperture 3」の最新アップデートを公開した。バージョン番号は3.1。アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」から入手できる。

 適用することで、全体的な安定性とパフォーマンスが向上するという。また、同日に発表した「iLife ’11」との互換性を確保した。

Aperture 3iLife ‘11に含まれるiPhoto ’11

 修正内容は次の通り。

  • 大きいライブラリを開くときのパフォーマンス
  • 多くの調整がされたイメージを書き出すときのパフォーマンス
  • iPhotoライブラリの読み込み
  • iPhotoライブラリ読み込み後の参照イメージの再リンク
  • iPhoneまたはiPadからの写真とビデオの読み込み
  • “スポットとパッチ”調整が行なわれたイメージを含むライブラリのアップグレード
  • オーディオファイルとビデオファイルの重複検出
  • RAW+JPEG ペアでの顔検出
  • “人々”ビューで使用されるサムネールのレンダリング
  • ビューアで 100% 以下にサイズ調整されたイメージのレンダリング
  • 傾き補正したイメージの画質
  • 赤目修正の適用
  • マスター再処理時のサムネールのレンダリング
  • 多数のキーワードが含まれるライブラリの検索
  • GPSトラックパスへの写真の適用
  • “メタデータを書き出す”コマンド使用時の GPS データの書き出し
  • “プリント”ダイアログでのルーペ使用時のカラープロファイル操作
  • スライドショーでの写真のエフェクト適用と削除
  • ビデオクリップを含むスライドショー
  • テザー撮影
  • ライブラリデータベースの信頼性
  • ライブラリの修復
  • ボールトのアップデート

 なおアップルは同日、「ProKitアップデート」も公開している。更新すると、Aperture 3などのプロフェッショナルアプリケーションで共有するユーザ・インターフェイス・ソフトウェアに関する問題が解決するという。

 更新内容は以下の通り

  • Aperture内でiPhotoライブラリをブラウズするときの信頼性が向上。
  • Apertureの開閉用三角ボタンの外観の問題が解決。
  • Logic ProとMainStage内で数値パラメータに不正確な情報が表示される問題が解決

 Aperture 3は、デジタル写真の管理・現像・Web共有などを行なうためのソフト。顔認識や撮影地を表示する機能にも対応している。対応OSはMac OS X 10.5.8または10.6.2以降。価格は1万9,800円。




(本誌:折本幸治)

2010/10/21 11:54