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2026年「新倉山浅間公園桜まつり」は開催せず 富士吉田市が決定
オーバーツーリズムによる地域住民への影響が深刻に
2026年2月3日 13:20
富士吉田市は2月3日(火)、2026年の「新倉山浅間公園桜まつり」について開催しないことを決定したと発表。理由は近年の国内外からの来訪者急増によるオーバーツーリズムで、地域住民の生活環境に深刻な影響があるためという。
「新倉山浅間公園桜まつり」は地域の魅力向上と交流人口の拡大を目的として、約10年前から開催されてきたイベント。園内の展望デッキからは五重塔と富士山を同時に撮影できるなどフォトスポットとしても有名で、毎年20万人が訪れるという。
近年は訪日外国人観光客が予想を超える規模で急増しており、桜の見頃には1日あたり1万人以上が訪れる状況だった。そのため交通渋滞の慢性化、敷地内への不法侵入、民家の庭先での排泄行為、児童の通学路への影響など、地域住民の生活が脅かされる深刻な問題が発生していたという。
その状況の中で、市は「市民の平穏な生活はいかなる観光振興策よりも優先される」と判断。イベントの非開催を決定し、今年は各媒体で「新倉山浅間公園桜まつり」の名称も使用せず、観光客の過度な集中を抑制する考えとしている。
ただし、桜の開花時期には一定数の来訪者が見込まれるため、周辺への警備員配置、交通整理、臨時駐車場や仮設トイレの設置等の安全対策は継続して実施する方針。対策強化期間は、2026年4月1日(水)から4月17日(金)で、交通規制は4月19日(日)まで実施するという。

