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写真ビジネス向けイベント「PHOTONEXT 2010」が開幕

〜トキナー「AT-X 16-28mm PRO」などが展示

 撮影、流通、出力などの写真ビジネスをターゲットにしたイベント「PHOTONEXT 2010」が東京ビッグサイトの西4ホールで29日に開幕した。会期は6月30日まで。開場時間は10時〜17時。入場は無料。

PHOTONEXT 2010 来場者数もまずまずの様子。センターステージの講演も盛況だった

 2009年まで「スタジオ写真フェア」として実施してきた写真ビジネス向けの展示会。2010年から名称を「PHOTONEXT」に改め、前回よりも展示面積を1.5倍に増やし、出展社数は3割増となった。出展各社は写真ビジネス向けの製品、サービスを自社ブースで紹介するほか、センターステージでの講演、ウエディング入賞作品展、アウトレット品の即売会などを催している。

 主催はプロメディア、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会、日本写真映像用品工業会。

ケンコー・KPI

 ケンコー・KPI合同ブースでは、トキナーの広角ズームレンズ「AT-X 16-28mm PRO FX」のほか、アクセサリー類の新製品が並んだ。

 AT-X 16-28mm PRO FXは、トキナーがCP+2010やPMA2010などに参考出品していた大口径広角ズームレンズ。35mm判のイメージサークルに対応する。発売時期および仕様の詳細は正式発表していないが、ケンコーの説明員によると「近日中に発表予定」とのこと。価格は12万3,900円に決定した。

AT-X 16-28mm PRO FX 発売済みの「AT-X 107 DX Fisheye」、「AT-X 116 PRO DX」、「AT-X 124 PRO DX」、lensbabyの「レンズベビーコントロールフリーク」も一堂に展示

 KPIブースでは、中国Aputure社の「ジグチューブ LCDビューファインダー」を展示。デジタルカメラのビデオ出力とレリーズ端子に接続することで、カメラから離れた位置でライブビューとレリーズ操作を行なえるほか、液晶モニターが可動しないカメラでも、ハイ/ローアングルで構図を確認しながら撮影できる。発売時期は7月20日前後。価格は2万4,999円。

ジグチューブLCDビューファインダー ホットシューに取り付けられる

 液晶モニターは約23万ドットの2.5型。上下180度、左右270度の回転が可能なほか、画面を180度回転して表示するボタンを備える。画面の明るさとコントラストを調節できる。また、電池残容量などを調節できる。ホットシューにも取り付け可能。

 対応機種はオリンパス、キヤノン、ソニー、ニコンのライブビュー搭載機種。ライブビュー非搭載機種で使用した場合は再生画像のみ表示する。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリー。フル充電で約3時間使用できる。

カメラのビデオ出力とレリーズ出力にケーブルを接続して使用する 操作部。中央の赤いボタンでレリーズできる
液晶モニターは可動式。アングルにとらわれず構図を決められる
必要に応じて画面を180度回転できる

 さらに、中国Godox社のリングライト「Ring48 マクロLEDリングライト」も国内初出品。48個のLEDを配置したリングライトで、左右どちらかのライトを点灯させることもできる。発売時期は7月20日前後。価格は1万920円。

 色温度は5600K±300K。使用可能な距離は3〜100cm。単3電池×2もしくはAC電源で駆動するが、ACアダプターは別売り予定。フィルターネジに取り付けるアダプターリングは49mm、52mm、55mm、58mm、62mm、67mmを同梱する。

Ring48 マクロLEDリングライト。ホットシューに取り付けているのはバッテリーパック 半分だけを点灯させられる

 このほか、Godox社のポータブルACパワーパック「LP-750」、「Monix EXR」、「Monix EX」などを参考出品した。いずれも価格および発売日は未定となっている。

LP-750 Monix EXRとMonix EXは、セットになっているリングライト共々、国内での販売を検討中としている

ハクバ

 ハクバは、25日に発売したばかりの「LEDフォトフレーム」に加え、ペリカン、ロープロの大型カメラバッグや各種カメラ用品を展示していた。

LEDフォトフレーム 片側側面から光を照射する

 LEDフォトフレームは、バックライトとして搭載したLEDの光を側面から照射し、透過光により写真用紙やバックライトフィルムの写真を明るく見せることができる。A3ノビ、A3、A4サイズを用意する。裏にメーカーロゴなどがある用紙はロゴが透ける。価格は1万4,175円から。ハクバでは写真鑑賞のほか、店舗や展示会などでPOP類を目立たせる用途を提案している。

 「今の世代は昔よりも写真を撮る枚数は増えたと思うが、プリントして飾るということは昔よりも減っていると思う。LEDフォトフレームは、『若い世代の人も、人生の節目に記念写真を飾ってみてはどうか』というひとつの提案です」(説明員)

ペリカンのハードケースやロープロの「プロローラー」といった大型バッグを出品 ブロアーやL型ブラケットなどの各種用品も展示した

ベルボン

 ベルボンのブースでは、ジオ・カルマーニュNシリーズの4段三脚「N740L」のほか、ドーリーの新製品「MS-83M」(仮称)、「MS-83S」(仮称)、小型三脚の「キューブ」、「ウルトレック」を参考展示していた。

 N740Lは、発売済みの4段カーボン三脚「N740L」の長さを伸長したモデル。全高にしておよそ80cm程度伸長するとしている、発売時期は8月。価格は未定。

 MS-83MとMS-83Sは、いずれもローラーのついた脚部分が折り畳み可能。価格は未定だが、年内に発売するという。

N740L MS-83S
ポールを縮め、脚部分を折り畳んだところ

 キューブは、「世界最速セッティング」を謳うアルミ製8段三脚。同軸上に脚を平行に配置し、交互に開くことで自立する。角型のキューブパイプを採用し、脚先を握って延ばすことができる。脚は手で押し込むだけで収納できる。価格は7,980円。発売時期は2010年秋の予定。

 ウルトレックは、脚とエレベーターを最大まで延ばしきることでアイレベル相当まで到達する6段三脚。価格やスペックなど詳細は未定だが、年内発売を目指すとしている。

ウルトレック(左)とキューブ(右) ウルトレックの脚とエレベーターを伸ばしきったところ

ワイドトレード

 ワイドトレードは、トキスターのストロボやスタジオライトに加え、ベンロの三脚などを出品。

 トキスターの新製品としては、バッテリーとAC電源の両方を使用できるバッテリーストロボを参考出品していた。「バッテリーだけでなく、コンセントからの電源を直接使いたい」との声に応えて開発したという。価格、発売時期、スペックなど詳細は未定。

バッテリーとAC電源を利用できるバッテリーストロボ 発光部
バッテリーとAC電源の2つを利用できる マミヤの中判デジタルシステムで撮影を試せるスペースもあった

富士フイルム

 富士フイルムのブースでは、デジタルカメラでフォトブックのレイアウト作成ができる「フォトブックアシスト機能」のデモを行なっていた。フォトブックアシスト機能は既報の通り、デジタルカメラで画像をあらかじめ選択しておきフォトブックを作成する機能。同社では、2010年秋から対応デジタルカメラをリリースする予定。

フォトブックアシスト機能

 会場にあったデモ機の場合、同機能は再生メニューの1項目として存在していた。カメラ内で6冊までのフォトブックを仮想的に作ることが可能。1冊は最大300枚(表紙を含めると301枚)までの写真を登録できる。フォトブックにしたい写真を複数枚選択し、その中から表紙の写真も選ぶことが可能。

 カメラ内でフォトブックをスライドショー形式で表示することもできるため、カメラ内に6つのお気に入りアルバムを持ち歩く感覚で知人などに見せる、といった使い方も可能。

 フォトブックを作成するのは、カメラで選択した画像の含まれる記録メディアを富士フイルムの店頭受付端末に挿入して行なう。その後の操作は一般のフォトブック作成とほぼ同じ手順だが、写真と写真の順番をあらかじめカメラ内で選んであるのでユーザーの端末操作がより容易になる。

フォトブックアシスト機能は再生メニューに現れる(開発中の画面につき、製品版と異なる場合がある。以下同) カメラ内で6冊までのフォトブック作成が可能
写真をフォトブック用に選択したところ。フォトブックアイコンが出る カメラ内で完成したフォトブックを再生できる
店頭プリント端末に記録メディアを挿入したところ。ここで順番を入れ替えるなども可能 写真の選択を店頭端末で1から行なうよりも短時間でフォトブックの注文ができる

 説明員によれば、記録メディアにあるすべての画像から店頭端末で写真を選択してフォトブックを作成する場合平均で30分程度を要していたという。フォトブックアシスト機能を使用すると、端末の操作時間は1/3程度に短縮できるとする。ユーザーの利便性向上のほか、店頭端末の回転率向上という店舗側のメリットも訴求する。

 また、カメラ同梱のソフト「MyFinePix Studio」でフォトブックデータを閲覧することも可能。PC上で、あたかもフォトブックをめくるような作成体験ができる。インターネット経由でのフォトブック注文にも対応していく予定。

加賀ハイテック

 加賀ハイテックのブースでは、コダックのコンパクトデジタルカメラ「EasyShare M580」を展示していた。発売は7月の予定で、実売価格は1万9,800円程度になるとのこと。

EasyShare M580 液晶モニターは3型。タッチ式ではない

 14MPセンサー、35mm判換算の焦点距離28-224mm相当の8倍ズームレンズ、3型液晶モニター、HDMI端子などを装備するモデル。レンズはシュナイダークロイツナッハブランドを冠する。電源はリチウムイオン充電池で、SDHC/SDメモリーカード対応。720pの動画も撮影できる。

 個人識別機能も搭載する。最初の撮影後にそれぞれ人物の名前を登録すれば、以降その人を撮影すると自動的にフォルダに分けて記録される。加賀ハイテックでは、「機能を考えると、お買い得な価格設定になっている」としている。

オリエンタルホビー

 同社が輸入を行なっている米ブラックラピッドのストラップ「R-ストラップ」の新製品「RS-W1」を展示していた。価格は未定だが、8月上旬に発売する。

RS-W1 パッドをカーブさせることで、女性の胸部分に合わせた

 女性カメラマンに向けた斜めがけ用ストラップ。パッドをカーブさせることで、胸部分へのフィットが良くなったという。既存モデルとは異なり、肩パッドの部分には唐草模様をあしらっている。

RS-W1のパッド部分には唐草模様をあしらった

 基本的な仕様はこれまでのR-ストラップと共通。カメラの三脚穴に付属の金具を取付けることで保持する。取付け金具は、ストラップ部分を自由に移動できるので、素早くカメラを構えることができる。

プロ機材ドットコム

 「イージープレーヤー」は、デジタルカメラで撮影した静止画や動画をテレビで再生するための機器。価格は1万5,540円で、6月に発売した。

イージープレーヤー

 入力端子として、SDHC/SDメモリーカードスロットとUSBコネクタを備える。また出力端子としては、HDMI端子とコンポーネント端子、音声端子を装備する。静止画のスライドショーのほか、AVCHDやH.264といった動画の再生にも対応するという。USBコネクタにカードリーダーなどを接続すれば、さまざまな記録メディアのデータを再生可能。

 家庭のテレビで映像を楽しむほか、広告業務向け用途も想定している。

USBコネクタを2つ備える 出力端子

 また、低価格のマットボックスも6月に発売した。価格は、1枚羽根タイプの「MB-100N」が3万1,290円、3枚羽根タイプの「MB-100N3」が3万5,700円、3枚羽根にロッドをセットにした「MB-100N3RS」が5万2,290円。デジタル一眼レフカメラでの動画撮影に向ける。マットボックスはレンズ先端のほか、ロッドに直接取付けることも可能なためロッドを使用すればレンズに負荷が掛らない。

MB-100N3RS。同様の製品に比べて低価格を実現した

DNPフォトルシオ

 リーフやフェーズワンといった中判デジタルバックが並ぶ一角には、フェーズワンとアルティザン&アーティストがコラボレーションしたグッズが展示されていた。5月20日に同社が開催した「ハイエンド・デジタルバック・セミナー」で参考展示していた製品。いずれも価格は未定のままだが、今回は発売時期を2010年秋とアナウンスした。いずれもフェーズワンのロゴが入るほか、フェーズワンのイメージカラーであるブルーの意匠をあしらった。

コラボバッグ(上)、コラボデジタルバックポーチ(左)、コラボストラップ(下)

 コラボバッグは、アルティザン&アーティストのレギュラー品に比べて大きなサイズになっている。これは、中判カメラに合わせたためで、ハッセルブラッドやフェーズワンといったカメラの大きさを計測してサイズを決めたという。また、それ以外の中判カメラユーザーにも使って欲しいとのこと。

 コラボデジタルバックポーチは一見単なるポーチだが、デジタルバックを収納するために誂えた製品。説明員によると、これまでデジタルバックをうまく収納できるポーチはあまりなかったという。アマチュアのデジタルバックユーザーのなかにはフィルムマガジンと付け替えながら撮影するスタイルもあるといい、そうした際のデジタルバック収納に適するとしている。

 これらのアイテムは、好評なら今後数を増やしていくという。

ナナオ

 ナナオのブースでは、新型スタンドを採用したハードウェアキャリブレーション対応の24.1型液晶ディスプレイ「ColorEdge CG243W-B」を展示していた。液晶ディスプレイ本体の仕様は従来モデルの「ColorEdge CG243」と同じだが、調整範囲の広いスタンド「FlexStand」を新たに採用した。本体の直販価格は16万8,000円。7月23日に発売する。

ColorEdge CG243W-B。ディスプレイを一番下まで下げたところ

 新型スタンドは特に下方向に大きく可動するようになった。机にディスプレイが付くまで下降させることが可能。説明員によれば、上から見下ろした方が目や肩などの疲労が少ないのだという。また、ディスプレイを下げた状態で、チルトさせることも可能となっている。

プロフォト

 プロフォトのブースではインデューロの5ウェイ雲台2種類を展示していた。6月から発売している。価格は「PHQ3」が10万800円、「PHQ1」が8万1,900円。なお、インデューロの販売元は、エツミとなっている。

PHQ3(左)とPHQ1(右)

 いずれも従来の3ウェイ雲台の動きに加えて、カメラプレートの前後とヘッド上部の360度回転機構を備えた雲台。パノラマ撮影などに適するという。また各部の動きが滑らかになっているため、動画用雲台としても使用できるとしている。クイックシューはアルカスタイルタイプを採用。パンハンドルは折りたたんで収納できる。最大積載量は「PHQ3」が16kg、「PHQ1」が11.5kg。

クイックシューが前後するほか、その下が360度回転する パンハンドルは折りたたんで収納できる

 またブースでは、モノブロックストロボ「D1」用のポータブル電源「BatPac」を出品していた。6月から発売しており、価格は18万9,000円。

 リュック型のバッグで持ち運べるポータブル電源。D1に最適な出力を行なえる一方、一般的なコンセントも備えており、PCなどに電気を供給できる。バッテリーは12Vで、コンセントの出力は120Vとなっている。電源の取れない屋外のロケなどに向ける。

BatPac

 また、バッテリージェネレーター「Pro-B3 1200 AirS」と「AcuteB2 600 AirS」も新製品。新たにリチウム鉄リン酸塩(LiFePO4)バッテリーを採用したことで、電容量が50%増えた。一方、バッテリーの重量は従来の1/3程度に収まった。いずれも5月から発売しており、価格はPro-B3 1200 AirSが71万4,000円、AcuteB2 600 AirSが「Air Kit」で47万2,500円。いずれも、新たに無線同調システム「AirSync」のレシーバーを内蔵した。

Pro-B3 1200 AirS(左)とAcuteB2 600 AirS(右)。どちらも無線同調レジーバーを内蔵している



(本誌:関根慎一 / 本誌:武石修)

2010/6/29 18:59