オリンパス、ズーム比と防水性能を高めた「μTOUGH-6020」


μTOUGH-6020(ブルー)

 オリンパスは、防水デジカメの新製品「μTOUGH-6020」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円台後半の見込み。カラーはピンク、ブルー、グリーン。

 2009年7月に発売した「μTOUGH-6010」の防水・耐落下衝撃・耐低温性能を継承するコンパクトデジタルカメラ。防水性能を3mから5mに高め、耐落下衝撃1.5m、耐低温-10度の性能を継承した。

 本体に内蔵する加速度センサーにより、カメラ本体を軽く叩いたり傾けたりすることであらかじめ設定した機能を呼び出す「タップコントロール」にも引き続き対応する。

 レンズは35mm判換算28~140mm相当、開放F3.9~5.9の光学5倍ズーム。μTOUGH-6010は28~102mm相当、開放F3.5~5.1の光学3.6倍ズームだった。イメージセンサーシフト式の手ブレ補正機構を引き続き搭載する。

 撮像素子は1/2.33型有効1,400万画素のCCD。感度はISO80~1600。


μTOUGH-6020(ブルー)
μTOGH-6020(ピンク)μTOGH-6020(グリーン)

 水中シーンモードをμTOUGH-6010に引き続き搭載。「水中スナップ」、「水中ワイド1」、「水中ワイド2」、「水中マクロ」の4つを利用できる。最近のオリンパス機が搭載するマジックフィルターも備えている。

 ほかにも、被写体の顔を検知しピントと露出を合わせる「フェイス&バックコントロール」や、人物の顔をより美しく仕上げるという「ビューティーモード」を搭載。ガイド通りにカメラを動かすことでパノラマ撮影が可能な「カメラ内パノラマ合成」なども利用できる。

 動画記録は最大1,280×720ピクセル/30fpsのMPEG-4(H.264)に対応。テレビ用のリモコンで画像再生の操作を行なえる「HDMI出力・コントロール」を利用できる。本体背面にムービー専用のボタンを備え、ワンタッチで録画の開始と停止を行なえる。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。2GBの内蔵メモリーも備える。PCから内蔵メモリーに書き戻した写真を「日付」や「シーンモード」といった撮影情報で検索・鑑賞できる「フォトサーフィン」を備える。さらに、同梱のPC用写真管理ソフト「[ib]」を使用することで、写真に撮影場所や人物情報を付加することができる。

 液晶モニターは2.7型23万ドットの「ハイパークリスタルIII」。電源はリチウムイオン充電池を引き続き採用し、新たにUSB経由の充電に対応した。

 本体サイズは96.7×25.8×64.4mm(幅×奥行き×高さ)。撮影時重量は178g。

 オプションとして、防水プロテクター「PT-048」(2万6,250円)、シリコンカメラジャケット「CSCH-72」(3,150円)などを用意する。

防水プロテクター「PT-048」(2万6,250円)シリコンカメラジャケット「CSCH-72」(3,150円)


(本誌:鈴木誠)

2010/2/2 15:22