ニコン「D3S」「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED」がNASAで採用


AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDを装着したD3S

 ニコンは21日、米国の航空宇宙局(NASA)から、デジタル一眼レフカメラ「D3S」と交換レンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED」を受注したと発表した。国際宇宙ステーション内の撮影機材として使用される予定。

 ニコンが受注したのは、D3Sが11台、AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDが7本。今後スペースシャトルに搭載され、国際宇宙ステーション(ISS)で使われる。特別な改良を加えていない市販製品と同じ機材であり、ニコンでは「D3Sの信頼性の高さが実証されたともいえる」としている。

 なおニコンによると、ISSにはすでにデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、NIKKORレンズ、スピードライトが常駐しているという。

 D3Sは、35mm判サイズとほぼ同等の撮像サイズとなるニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ。有効1,210万画素のCMOSセンサーを搭載し、常用感度ISO200〜12800、拡張感度で最高ISO102400での撮影が行なえる。発売は11月。実勢価格は59万8,000円前後。

 AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDは、FXフォーマットに対応する超広角ズームレンズ。EDレンズ、非球面レンズ、ナノクリスタルコート、円形絞りなどを採用する。発売は28万5,600円。




(本誌:折本幸治)

2009/12/21 14:30