ケンコー「テレプラスDGX」でキヤノンレンズ2製品が使用不可

〜EF 24-105mm F4 L IS USMとEF 70-200mm F4 L IS USM

 ケンコーは3日、8月20日に発売したテレコンバージョンレンズ「テレプラスDGX」シリーズのキヤノン用において、一部レンズと組み合わせた際にシャッターが切れない現象が発生し、それらのレンズを非対応とした。理由を「F値が異常な値になるため」としている。マニュアルモードでの使用も不可という。

 非対応としたレンズは、キヤノンの「EF 70-200mm F4 L IS USM」と「EF 24-105mm F4 L IS USM」の2本。

EF 70-200mm F4 L IS USMEF 24-105mm F4 L IS USM

 上記レンズを非対応としたのは、「デジタルテレプラスPRO300 2X DGX キヤノン用」、「デジタルテレプラスPRO300 1.4X DGX キヤノン用」、「1.4Xテレプラス MC4 DGX キヤノン用」の3製品。Exif情報変換の機能をもたない従来のテレプラスでは問題なく使用できる。また、今回の不具合に対応したマイナーチェンジ版のテレプラスDGXも開発予定という。

デジタルテレプラスPRO300 2X DGX キヤノン用デジタルテレプラスPRO300 1.4X DGX キヤノン用
1.4Xテレプラス MC4 DGX キヤノン用

 テレプラスDGXは、カメラボディと交換レンズの間に装着し、焦点距離を延長させるテレコンバーター「テレプラス」のExif情報変換に対応したバージョン。撮影時の絞り値表示を実際の表示に合わせることが可能になり、Exif情報も実際の値に変換して記録できる。フィルム一眼レフカメラでも使用可能。純正レンズおよびトキナーレンズに対応する。



(本誌:鈴木誠)

2009/9/3 17:18