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トキナーレンズに新シリーズ「FiRIN」誕生
ミラーレス用の高品位ライン 第1弾はソニーEマウントの20mm F2
2016年9月13日 14:49
株式会社ケンコー・トキナーは9月13日、交換レンズの新シリーズ「FiRIN」(フィリン)を発表。第1弾として「FiRIN 20mm F2 FE MF」の発売を告知した。発売時期、価格とも未定。フォトキナ2016での展示が予定されている。
トキナーブランドに属する新シリーズで、「ミラーレスカメラ用の高品位交換レンズシリーズ」という位置付け。トキナーではこれまでもミラーレスカメラ用として、マイクロフォーサーズ用の「Reflex 300mm F6.3 MF MACRO」などをリリースしていたが、FiRINはそれらに対する高級ラインになるという。
シリーズ名FiRINの由来は、アイルランド語のFírinne=真実からきているという。
今回発表されたのは、35mm判のイメージサークルをカバーするマニュアルフォーカス(MF)レンズで、トキナー初のソニーEマウントを採用。20mmの超広角レンズにして、開放F値F2を実現している。
フォーカスリング、絞りリング、被写界深度指標を装備。CPUと距離エンコーダーも搭載しており、設定距離や絞り値といった情報をカメラに伝達できる。
さらに、5軸手ブレ補正、MFアシストなど、ソニー純正レンズが実現する機能も利用できる。周辺光量、ディストーション、色収差などのボディ内光学補正にも対応。
絞りリングのクリックを解除して、無段階で動作させる機能もある。
レンズ構成は11群13枚。そのうち2枚はガラスモールド非球面レンズ、3枚は超低分散ガラス(SDガラス)。「高解像と低歪曲を実現。開放から抜けの良い描写を得られます」としている。
最短撮影距離は0.28m。
絞り羽根は9枚。
フィルター径は62mm。
外形寸法は69×81.5mm(最大径×全長)、重量は490g。