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NIKKORレンズの累計生産本数が1億本を達成

ニコンは7月27日、「NIKKOR」(ニッコール)レンズの生産本数が2016年6月に累計1億本を達成したと発表した。

「NIKKOR」は、ニコンの写真用レンズのブランド。今回、累計生産本数が1億本に達したのは同社のレンズ交換式カメラ用のNIKKORレンズで、ミラーレス機のNikon 1用レンズ「1 NIKKOR」を含めると、現行のラインナップは90種類を超える。2015年7月中旬に9,500万本を達成し、1年余りで1億本の大台に乗った。

「NIKKOR」の名前は1932年に商標登録され、1933年の航空写真用レンズ「Aero-Nikkor」(エアロニッコール)で初めて用いられた。一眼レフカメラ用のレンズとしては、1959年発売の銀塩一眼レフ「ニコンF」と同時に発売された「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」などが初となる。

2013年より、交換レンズの製造工程において収差計測装置「OPTIA」を導入。元々は同社の半導体露光装置用に開発した収差計測手法をカメラ用レンズ向けに展開、発展させたもので、専用の画像シミュレータと併せることで、解像感、ボケ味、質感、奥行き感といった"レンズの味"と呼ばれる特性のコントロールを図っている。

なおニコンは、2017年7月25日に創業100周年を迎える。