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4×5フィルムをデジタル化できるアクセサリー

「PENTAX FILM DUPLICATOR 4×5」 デジカメで複写

リコーイメージングは、フィルム複写用アクセサリー「PENTAX FILM DUPLICATOR 4×5」を6月14日に発売した。価格はオープン。実勢価格は税込73万円前後。受注販売で、納期は受注後約1カ月。

4×5サイズフィルムをデジタルデータ化するためのアクセサリー。デジタル一眼レフカメラ、マクロレンズ、外付けストロボを組み合わせて複写する。6月21日からパシフィコ横浜で開催されるPHOTONEXT 2016で展示する。

2014年に発売した「PENTAX FILM DUPLICATOR」(最大6×9サイズ対応、実勢価格は税込12万円前後)に対して、新たに4×5サイズの大判フィルムに対応した。120/220サイズや35mmサイズフィルムにも対応する。PHOTONEXT 2015で参考展示していた。

干渉縞の出にくいアンチグレアガラスを採用した2枚のガラスでフィルムを挟む仕組みで、反りが発生したフィルムでも高い平面性を確保できるという。ホルダーは4×5サイズのシートフィルムが2枚並べてセットでき、効率的に複写できるとする。

フィルムの撮影画面外に記録された撮影情報もデータ化可能。ネガフィルムは市販の画像処理ソフトによる反転処理などが必要となる。

PENTAX FILM DUPLICATORシリーズは、写真撮影の感覚でフィルムをデジタル化できるのが特徴。一般的なフィルムスキャナーのように読み取り時間を必要としないため、作業時間を短縮できる。

外形寸法は約650×248×325mm。使用時最大長は約1,210mm。べローズ最大長は約570mm。重量は約5,200g。