トピック
クリアな花火写真に仕上がる最先端の画像処理ソフト「DxO PureRAW 5」
最新バージョンは花火写真でどのような効果を得られるかを検証
- 提供:
- DxO Labs
2025年6月20日 12:00
独自のデモザイク技術でディテール再現とノイズ除去を両立するソフト「DxO PureRAW」。最新のPureRAW 5はどのような点で進化を遂げているのか。花火の写真を例に、画像処理の効果や最新機能の有効性を解説する。
関西大学社会学部メディア専攻講師。写真と文学という2つの領域を横断しつつ、「その間」の表現を探究している。滋賀、京都を中心とした“Around The Lake”というテーマでの撮影がライフワーク。近著に『写真で何かを伝えたいすべての人たちへ』(インプレス)。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2025年7月号』より転載・加筆したものです。
DxO独自のデモザイク技術でノイズ処理と光学補正が施される
フランスを拠点に写真文化を大切にするDxO Labsの画像処理ソフトPureRAWに、最新版となるPureRAW 5が登場した。単にノイズを処理するだけではなく、RAWデータにデモザイク処理をかけて、正確な色に変換。さらに、レンズの収差補正まで加えて出力してくれるソフトだ。
バージョンが5に上がったタイミングで2つの機能が追加された。処理速度に優れたDeepPRIME 3とマスク機能だ。DeepPRIME 3は、従来のDeepPRIME XD2sより画像処理の負担を軽くし、ハイスペックなパソコンでなくても十分に美しい結果を得られるようになっている。
もう1つのマスク機能は、画面の中でノイズ処理をかけなくても良い場所や、特定の部分のみにノイズ処理を施したい場合に有効。これまではPhotoshopなどのレタッチソフトでレイヤーを分けて対応しなければならなかったような処理を、PureRAW上で簡単に実行できるようになった。これらの新機能は、花火のような激しい明暗差によってノイズ処理にムラが出るような被写体を相手にするときに、極めて利便性の高いオプションとなる。
普段使用しているレタッチソフトのノイズ処理で限界を感じている人に、ぜひ試してもらいたいソフトだ。
簡単な操作で最良の結果が得られる
PureRAW 5の操作画面はとてもシンプルで、知識がなくても簡単に画像処理を行える。メインとなる操作画面を確認しながら、その特徴をチェックしてみよう。
さまざまな形式で書き出し可能
処理をした後のデータはRAW(DNG)で書き出せるので、お気に入りの現像ソフトにエクスポートできるほか、JPEGやTIFF形式に書き出してそのまま画像データとしても扱える。
CASE 1|オプション設定で好みの結果に仕上げる
工場越しに花火を撮影した四日市花火大会の写真。工場のディテールや解像感をしっかりと表現しつつもノイズを除去したい。そこで、「輝度」を初期設定の40から下げつつ、「ディティール強制」を0から25に上げて適用した。SNSへのアップなどはDeepPRIME 3の初期設定で十分な結果を得られるが、大きくプリントしたりする場合は、程よくノイズを残すことで、立体感が加わるケースもあるので、目的に応じて調整しよう。
CASE 2|マスクの活用で部分的にノイズを除去する
花火写真では、特にノイズが目立ちやすい煙や暗部だけに処理を加えたい場合がある。そこで活用したいのがレイヤーマスク機能だ。ブラシで画面上をなぞるだけでマスクを適用可能で、PureRAWの効果をどこに当てるかを調整できる。
下の写真では、マスクした花火の火線は繊細なまま、煙や都市夜景部分に浮いている輝度ノイズやカラーノイズはしっかりと除去されていることが分かる。
Adobe Lightroom Classicのプラグインにも対応。スーパー解像度との併用でトリミング耐性も向上する
PureRAW 5はAdobe Lightroom Classicのプラグインとしても使えるので、カタログ機能で写真を管理している人もワークフローに組み込みやすい。さらに、Adobe Lightroom ClassicではAIノイズ除去とスーパー解像度のどちらかしか適用できないが、PureRAW適用後のRAWデータならスーパー解像度をかけられるので、トリミングをすることが多い花火写真には、とても効果的だ。
INFORMATION
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