α55の製品ページを見ると、動画撮影機能についてかなりの量が割り当てられている。高速・高精度AFを実現したという「クイックAFフルHDムービー」が売りのようだ。

　αのWebサイトに掲載している動画の撮影サンプルには、てんとう虫の映像がある。あのサイズでてんとう虫を撮るにはかなり近寄る必要があり、上下の動きに合わせるのも大変だ。追っているうちに、下手をすればAFが後ピンになることも考えられる。にも関わらず、ずっとピントが合っているのは、AFの精度と速度がいいのだろう。

　レンズ交換式デジタルカメラで撮影した方が一般的なビデオカメラよりも背景がぼけるということは、逆に言えば、ピントを外すと大幅にピンボケになることを意味する。同社のノウハウがいろいろと生かされて、このAF性能を叩き出しているに違いない。

　話は変わって、「読者が選ぶ『2010年デジタルカメラ人気投票』」の「レンズ交換式デジタルカメラ/交換ユニット部門」では、このα55が4位に入っている。上位10機種中、いわゆるミラーレスカメラやエントリーモデルを含めて、比較的小型のカメラが6台もランキング入りしていることから、今年はこの傾向がますます強くなるのだろうか。

　もしかして、筆者のように、“大きくて、重くて、シャッター音がガシャガシャ鳴るカメラ”が好きなユーザーは少数派!?

α55 + 28-75mm F2.8 SAM ISO100 / WB:オート / F4 / 1/160秒 / RAW (SONY Image Data Converter Ver.3で現像)

　レイナちゃん、ブログによると、この29日（土）は撮影会のようだ。彼女に会ってみたい人は、是非遊びに行ってほしい。

actress渕脇レイナ@スタイルコーポレーション
photographer西川和久
α55
28-75mm F2.8 SAM