気になるデジカメ長期リアルタイムレポート
PENTAX Q10【最終回】
上品なシャッター音はレストラン撮影の強い味方!
(2013/7/1 00:00)
女性の小さな手にもスッポリ収まる約102×58×33.5mmのコンパクトサイズの本機はいつも持ち歩くカメラにぴったりで、美味しい料理を撮影するレストラン撮影には特にオススメできるカメラです。(ちなみに今回は、店内のみなさんが料理を美味しく頂くためのマナーを犯さないように撮影をしましょう……なんていう当たり前のことは今更お話しませんよ!?)
撮影状況が座った席によって大きく変化してしまうレストラン撮影で欲しい機能としては、お店のなかで構えても注目を浴びない程度のカメラの大きさ、高いISO感度で撮影しても画像が荒れない高感度性能、ミックス光でもなんとか見た目に近付けてくれるAWB、AFとMFの切り替えが簡単なこと、座ったまま撮影ができるちょうどいい画角の明るいレンズがあるか……などなどいっぱいありますが、店内のムードを妨げずに多くの写真を撮ることができるシャッター音の静かさも実は大事だと筆者は思っています。
一眼レフカメラのシャッター音は個人的には大好きで、それこそメーカーごとのシャッター音を聞き分けられちゃうくらい、でも銀塩カメラのシャッター音がやっぱり好きだな~なんて語っちゃうくらいシャッター音が大好物な筆者ですが、多くの方が会話と料理を楽しんでいる場であの音を響かせるのはなかなか勇気がいります。
そんなときは、本機の出番です!! 実は本機は上の条件をすべて満たしているのです。特にレンズは「01 STANDARD PRIME」をQ10に付けると焦点距離約47mm相当と使いやすく、明るさもF1.9と申し分ありません。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
- 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。
荷物を最小限に減らしたくて、でもカメラを持って行きたいから「01 STANDARD PRIME」を付けて単レンズ1本勝負! なんてときでもレストラン撮影には問題がないので、ぜひ、上品なシャッター音で毎日の“美味しい”を記録してみてください。
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さて、PENTAX Q10のレポートは今回が最終回となります。長い間お付き合い頂きましてありがとうございました。少しでもQ10の魅力やオーナーとしての本音をお伝えできて、購入を迷われている方の参考になっていると嬉しいです。それではみなさん、さようなら!!
……が、実は新モデルの「PENTAX Q7」を既に予約済みの筆者だったりします(笑)。もちろんオーダーカラーです!
と言うことで、Q7のレポートも引き続き担当させて頂くことになりました。Q7はセンサーサイズが大きくなったことで注目されていますが、その他にも感度、AF性能、手ブレ補正効果などなど改良点が多くあります。「PENTAX Q」からの3世代オーナーとしてじっくりレポートをして行きたいと思いますので、また改めましてご愛読の程、宜しくお願い致します!