気になるデジカメ長期リアルタイムレポート
PENTAX Q10【第6回】
マウントアダプターとFA 50mm F1.4でお気軽スナップ!
(2013/2/19 00:00)
今回は「Kマウントレンズ用アダプターQ」を使って、明るい単焦点レンズの「FA 50mm F1.4」で撮影をしてみたいと思います。
FA 50mm F1.4は、1991年発売という古いレンズではありますがF1.4の明るさをコストパフォーマンス良く得られる小型軽量の製品です。「K-r」に装着すると35mm判換算の焦点距離76.5mm相当の画角となるので、ポートレートからテーブルフォトまで被写体を選ばない優秀なレンズとしてよく使用していました。
「PENTAX Q10」に装着すると同275mm相当の望遠画角になるので、Qシステムのレンズに加えて望遠レンズを1本持って行きたいときに気軽に持って行けます。
このレンズは外装がプラスチックなので安価なイメージがイヤという方もいると思いますが、この外装と軽さがQ10にはハマりました!
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズおよび補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
- 「絞り目盛り」はマウントアダプターの絞り目盛り(0~8)を表します(0は開放)。実際のF値とは対応していません。
ピント合わせは開放でしてもいいですが、ピントの山が分かりにくい時はちょっと絞ってから合わせてもいいでしょう……ですが、1目盛りでもかなりイメージが違ってしまうので、結局お目当ての絞り数値にしてピントを合わせ直すことも多かったです(笑)。
実写してみるとボケのまろやかさはもちろん、ピントが合った部分のシャープさは驚くほどでした。拡大表示でのピント合わせは必須ですが、この手のひらサイズのカメラとボディで被写体の質感まで細かく描写してくれるので、撮る楽しみを感じさせてくれます。
次はピントリングで遊んでみました。遠景で花のアレンジに、近景で手前のガラス細工にフォーカス。どちらもふんわりと優しいイメージになるようにピント調節しました。
毎度お馴染み“三脚なし撮影にチャレンジ!”のコーナーでは、海辺に集まる鳥を撮ってみました。誰かがエサをやったのか、いきなり頭上を怖いくらい飛び回る沢山の鳥……ちょっとびくびくしながらもアンカーチェーンに停まった鳥たちに向けてシャッターを押しまくりました。連写は使わずに、中央部の鳥の顔にピントを合わせて撮影。三脚なしの割りには結構しっかり撮れたと思いませんか?