デジカメアイテム丼
自動で脚が開く/閉じる! 画期的なライトスタンド
LPL「LSS-2100」
2018年2月21日 07:00
LPLがユニークなライトスタンド「LSS-2100」をリリースした。床に降ろすと自動的に脚が開き、持ち上げると自動的に脚が閉じるというものだ。
これがどういった動きなのか、早速下の動画を確認して頂きたい。
ご覧のように、床に置くだけで自然に3本の脚が開いて設置が完了する。収納状態から設置する最初だけは一番下のネジを緩めてポールを少し引き出す必要があるが、それ以降は脚をいちいちネジ止めする必要がない。
狭いスタジオなどでスタンドを移動させながら撮るような場合には非常に便利な仕組みではないだろうか。
なお、この一番下のネジを緩めるとポールを回転させることができるため、スタンドを伸ばした状態でストロボの向きを容易に変えることができる。
脚のロックをネジで行わないため、収納時に脚が広がらないように留めるベルクロのテープが付属している。
設置状態ではネジによるロックがないにもかかわらず、しっかりと安定していた。最大積載重量は4kg(参考値)とのことなので、多くのモノブロックストロボも載せられる。
中央のポールは下ろしたときに最初に床に着くため、ラバーを貼るという配慮がなされている。
一見、中央のポールも接地しているように見えるが、脚が開く際に少し持ち上がる仕組み。つまり、脚のみの3点で安定するというわけだ。
ちなみに脚の構造上、1本の脚のみ角度を変えるといった不整地対応のセッティングはできない。
ポールの先端は横穴付きのダボ受けとなっている。
別売のダボ付き自由雲台などを使えばLEDライトやクリップオンストロボも装着可能だ。ここではLPL製の「LEDライトプロ VLP-10500X」を載せている。
ポールの伸縮ロックはネジ式。ポールはエアクッションを装備しているので、重さのある機材を載せても急落下が防げるようになっている。
最大に伸ばすと210cmの高さとなる。人物の背丈より高い位置からのライティングも問題ない。
収納状態では約73cm。本体の重量は約1.7kgとなっている。
ライトスタンドの脚を移動の度に閉じたり開いたりするのは、従来のスタンドでは確かに面倒なことだった。広げたまま移動して脚を何かにぶつけた人もあるかもしれない。
こういった不便が解消されたこのスタンドは、画期的といって良いアイテムと感じた。撮影をよりスピーディーに進めることができると思う。