フォトアプリガイド:【iPhone】Dynamic Light
〜HDR風エフェクトが直感操作で楽しめる
Reported by 本誌:鈴木誠
スマートフォン用のアプリを中心に、デジカメWatchがピックアップした「フォトアプリ」を随時紹介します。なお、機能や価格などの内容は執筆時のものです。
スマートフォン用の画像加工アプリは、単機能から多機能まで数えきれないほどのアプリが日々登場している。特に個性豊かなアプリが揃っていると思われるのが「エフェクト系」だろう。
今回筆者の目にとまったのは、HDR風エフェクトに自信を見せる「Dynamic Light」というアプリだ。執筆時はiPad互換のiOS 4.0以降に対応しており、価格は115円だった。なお、iPadの画面サイズに最適化した「DynaLight HD」(115円)も販売中だ。
Dynamic Light |
Dynamic LightのAppStoreページには「モバイル端末における最高のHDR風イメージを提供」といった旨の文面を記載している。開発元のMediachanceはパソコン向けの写真・グラフィック系ソフトウェアを開発しており、iOS向けにもいくつかのアプリをリリースしている。
執筆時のバージョンが搭載するエフェクトは18種類。アップデートでエフェクトの数や調整可能なパラメーターが増えるなど、開発は活発なようだ。Webの製品情報ページでは最新バージョンでの作例やデモ映像も掲載している。
フォトライブラリから読み込んだオリジナルの状態 | 「Normal」エフェクトを適用。オリンパスのアートフィルター「ドラマチックトーン」のような雰囲気を感じた | モノクロHDR風の「Black & White」。画面上のボールで強度と範囲の微調整も可能 |
エフェクトの強度は画面下のダイヤルで0〜100まで可変できるほか、左側のスイッチをタップすることでボールを表示し、強度などを細かく調整できる。難しいことは考えず、ボールの上で指を滑らせれば随時プレビューに反映されるため、とても直感的だ。
「Comic」の適用例。モノクロの「Manga」もある | 主に色味を変えるエフェクトも備える。画像は「Red Tint」の適用例 | バージョン1.5には18種類のエフェクトを搭載 |
画像合成を行なう本来の意味での「HDRアプリ」も多数あるが、1枚の画像から楽しめる気軽さではHDR“風”が勝る。HDR風以外のエフェクトも多数搭載しているため、SNSなどに投稿する画像のスパイスとして楽しめる1本だろう。
2011/4/7 14:08