フォトアプリガイド

CARPTURE FOR DRIVERS(iOS)

愛車をかっこ良く撮る!マツダ謹製「クルマ」撮影専用アプリ

今回紹介する「CARPTURE FOR DRIVERS」は、自動車メーカーの「マツダ」が開発した、クルマを格好良く撮るためのカメラアプリだ。実在するマツダの自動車を元に構図が選べるモード、クルマと相性のよいエフェクトなどを搭載している。

価格は無料。試用バージョンは1.60。

トップ画面からは、撮影モードのほか、サンプルギャラリー、テクニックガイドにアクセスできる。

サンプルギャラリーでは、サンプルをみながら構図を選択でき、選択した構図のガイドを撮影画面上に表示できるという特徴がある。

テクニックガイドでは、クルマ撮影に関するTipsをチェックできる。

「撮影モード」を起動すると、撮影ガイド無しの撮影画面が表示される。

撮影機能的にはオーソドックスだが、「WB」(ホワイトバランス)や「露出」「フォーカス」はタップするとロックとなる。

一般的なカメラアプリでは、WBをタップすると電球や曇りなどのプリセット選択、露出をタップして任意調整となることが多いが、本アプリは“ロック”。基本的にはオート調整なので、任意のタイミングでロックして使うことになる。

「アングル選択」をタップすると、撮影に使用するアングルガイドを「ATENZA」「CX-5」「AXELA」といった車名から選択できる。

ここで選択できるものはサンプルギャラリーにも登録されているが、こちらのほうが種類は豊富。車名から撮影する車のタイプを想定して、ガイドを選ぶようにしよう。

ガイドを選んだら、表示されたアングルガイドに合わせて撮影する。

撮影し終えると、「SAVE」「EFFECT」の2項目が表示される。

「EFFECT」をタップすると位置・角度調整の後に、クルマを際立たせるプリセットエフェクトの選択画面が表示される。

選んだプリセットエフェクトによって内容は異なるものの、効果強度はスライダーなどを使って調整可能だ。

また、流し取りしたかのように加工する「Drive」や「After Image」といったエフェクトも用意されている。矢印によって向きやスピード感を調整できるのもポイントだ。

調整が終わったら「SAVE」または「SHARE」から保存、共有先を選択する前に、「SIZE」から画像サイズを指定しよう。選択できるのは「SMALL」と「LARGE」の2つ。

また「SHARE」ではFacebookとTwitterの2つが選択できる。

「CARPTURE FOR DRIVERS」は、クルマ撮影に効果的なエフェクトだけでなく、格好良い構図のためのガイドを搭載しているのが特徴だ。流し撮り風にするエフェクトも、クルマならではの試みとして面白い。

撮影支援機能に物足りなさを感じるものの、クルマ撮影専用アプリとして考えるとかなり遊べる。本アプリを使って、愛車を格好良く撮ってはいかがだろう。

飯塚直