写真展

後藤安男写真展「過ぎてゆく景色」

(ニコンサロン)

鉄道の車窓から目にとめた風景をとらえた作品である。

風景は、特別ではない普通の山や川、海、村、田畑、道、町、集落など、身近な景色だが、車窓を流れる景色の中から、半ば反射的に、しかししっかりと意識的に撮ったものばかりである。

車窓から見る風景・景色は途切れることなく連続的で、いつも作者の時間的、地理的な移動とともに次々と流れ、変化する。動画で記録するなら、それは作者のそのときを写すことになるだろう。そして、静止画でその場を選び、切り取って写す景色は、過去から今日までの作者自身をあぶりだすことになるのではないか。作者はそのようなことを思いながら撮影を続けた。

意識的には初めて見る景色ばかりなのだが、ずっと以前にどこかで見たような気がする。

プリントして隅々までゆっくり見ていると、いろいろなものが写っていることに気づき、いろいろなことを想像させ、また過去の記憶につながらせる。

なお撮影地は、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、岡山、広島、島根、の各府県で、撮影時期は、2012年1月~2013年9月である。カラー40点。

(写真展情報より)

  • ニコンサロンbis大阪
  • ・住所:大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • ・会期:2014年7月17日木曜日~2014年7月23日水曜日
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

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