写真展告知

清水哲朗写真展:トウキョウカラス

世界中がコロナ禍に見舞われた2020-2023年。ライフワークとして20年以上通っていたモンゴルにも国内取材にも行けず、写真家活動は開店休業状態に。2020年5月に緊急事態宣言が発出されてからは仕事以外自宅から1歩も出ずにデスクワークに励んでいたが、未曾有の事態に写真家として何も残せていないことに苛立っていた。

しかし、2020年9月にJCIIフォトサロンで個展『トウキョウカラス』を開催。四半世紀お蔵入りしていたモノクロフィルム作品が好評を博したことで写真家としてすべきことを再確認。コロナ禍が明けるまでは自宅から徒歩で行ける『トウキョウカラス』現代版の撮影に全精力を傾けようと決意した。カラー撮影で前作との差別化を図るだけでなく、デジタルカメラの機能を最大限に活かし、暗所や悪天候、飛翔シーンなどフィルムカメラでは難しかったイメージに果敢に挑戦。撮影に200日以上費やすことでカラスの生態や魅力に迫りながら舞台である東京の記録も心がけた。

「カラスを通じて見る東京」ぜひご堪能ください。

出展作品数:約40点(カラー)

写真展情報

会場

OM SYSTEM GALLERY
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

9月14日(木)~9月25日(月)

開催時間

10時00分~18時00分(最終日は15時00分まで)

休館

火曜日・水曜日、GW・夏季・年末年始の長期休業

イベント

トークショー:9月16日(土)14時00分~15時00分
作品解説:9月17日(日)14時00分~15時00分
クロストーク:9月23日(土)14時00分~15時00分
作品解説:9月24日(日)14時00分~15時00分

作者プロフィール

1975年横浜市生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、写真家・竹内敏信の助手を務め、23歳でフリーランスに。1997年よりライフワークとしているモンゴルでは独自の視点で自然風景からスナップ、ドキュメントまで幅広く撮影。個展多数開催。出版物は写真集『CHANGE』『New Type』、写真絵本偕成社世界のともだちシリーズ『モンゴル』、フォトエッセー『うまたび-モンゴルを20年間取材した写真家の記録-』『モンゴリアンチョップ』など。主な受賞暦は第1回名取洋之助写真賞、2014日本写真協会賞新人賞、2016さがみはら写真新人奨励賞。

公益社団法人日本写真家協会会員。