写真展告知

田中和義写真展:「3.11」-月下の記憶-

オリンパスギャラリー東京(3月15日まで)

2011年3月11日 14時46分 東北地方太平洋を震源とするM9.0の地震が発生。
それ以来、避難所の硬い床に身をまるめる被災者にもそして、
その苦難が我が身に起こったかもしれないと考える人々にも、
あの日までは目が覚めれば普通の日常があった。
しかし
家族や友人が家がそして思い出までもが津波にさらわれた。
あるいはそんな映像を見続けた誰もが
醒めない悪夢の淵に落ちてしまった気がする。
夢なのか現なのか、判然としない世界……。
あれから10年
苦難を乗り越え、日常を取り戻すべく
復興へ進む被災地
変わってゆく故郷
変わらない故郷への想い
とりわけ福島県浜通りは原発事故の
収束も見えないまま、時が過ぎてゆく
月だけが見ていた”あの日”の光景
月は満ち欠けを繰り返し
変貌を遂げた街や
未だ、あの時のままの場所にも
思い出したくない でも忘れてはならない。

作品数37点

写真展案内

会場

オリンパスギャラリー東京
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

2021年3月11日(木)~3月15日(月)

開催時間

11時00分~16時00分
※緊急事態宣言発令に伴う短縮営業中

休館

火曜日・水曜日

作者プロフィール

略歴

1958年 東京生まれ。
    株式会社新潮社 写真部勤務
1981年 「FOCUS」に参加
2001年 「週刊新潮」に移り、一貫して雑誌カメラマンとして活動

写真展

2013年 「鉄路望景」Canon GALLERY銀座・名古屋・梅田
2015年 「高野山-祈りとともに1200年-」OLYMPUS GALLERY東京・大阪
2016年 「月下清影」Canon GALLERY銀座・福岡・梅田
2019年 「佳景礼讃」Canon GALLERY銀座・梅田。