写真展告知
植田正治写真展:濱の人たち/風景の中の静物
2018年9月20日 07:00
大戦末期、比較的入手しやすい35mmフィルムを使える事もあり奮発した。
以前から憧れのライカで撮った戦後はじめの傑作ともいえる「童」をはじめ、戦後まもなく近所の人たちを撮影した作品を中心にご覧いただきたいと思います。
また、去る7月16日に亡くなった長女の和子さんが所有していた「カコ」のビンテージプリントを初めて公開いたします。
写真展情報(ライカギャラリー東京)
「自分の作品は静物に始まり静物に終わる」と晩年つぶやいた植田正治。
晩年の静物を感じさせる光景と家の中で撮影された静物。
今まであまり紹介された事がないそれらの作品を中心にご覧いただきたいと思います。
写真展情報(ライカギャラリー京都)
日本を代表する写真家、植田正治の写真展。ライカギャラリー東京では戦後まもなく近所の人たちを撮影した作品を展示する。ほぼ同時に開催されるライカギャラリー京都での展示では、これまであまり紹介されたことのない生物の作品を中心に紹介する。
ライカギャラリー東京
開催期間
2018年10月3日(水)~2019年2月3日(日)
開催時間
11時~19時
所在地
東京都中央区銀座6-4-1
休廊
月曜日
ライカギャラリー京都
開催期間
2018年10月6日(土)~2019年2月21日(木)
開催時間
11時~19時
所在地
京都府京都市東山区祇園町南側570-120
休廊
月曜日
作者プロフィール
1913年 鳥取県西伯郡境町(現境港市)に生まれる
1932年 上京し、オリエンタル写真学校に入学。卒業後、郷里に帰り19歳で営業写真館を開業
1949年 この年に発表した「綴方・私の家族」のシリーズをはじめ、砂浜や砂丘を舞台とした作品で高い評価を得る
1958年 ニューヨーク近代美術館でのエドワード・スタイケンによる企画展に出品
1978年 フランスのアルル・フォト・フェスティバルに招待される
その後、作品がフランス国立図書館のコレクションとなり、欧州での注目が高まる
1982年 西ドイツ「フォトキナ写真展」に選ばれる
1987年 再び、フランスのアルル・フォト・フェスティバルに招待され、代表作と新作「砂丘モード」のイメージフィルムを上映し高い評価を得る。その後、フランス文化庁が作品を購入
1993年 東京ステーションギャラリーで大規模な個展が開催され、国内外でも多数の展覧会が開催される
1995年 鳥取県西伯郡岸本町(現:伯耆町)に植田正治写真美術館開館
1996年 フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章
2000年 7月4日、死去
2013年 生誕100年の大規模な回顧展(鳥取・東京・岩手)が開催され、国内外でも多数の展覧会が開催される
2018年 北京写真アートセンターでの回顧展開催