写真展告知

奈良原一高写真展「華麗なる闇 漆黒の時間(とき)」

(キヤノンギャラリー)

本展は、写真家 奈良原一高氏による写真展です。

写真集「ヴェネツィアの夜」、「光の回廊―サンマルコ」、「ジャパネスク」から抜粋した作品約60点を展示します。

ヨーロッパと日本という二つの異なる題材を共通のモノクロームの世界で象徴的に表現し、東西それぞれの異質な「黒」に対する奈良原氏の美意識を具現化した写真展です。

作品は、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。

キヤノン:キヤノンギャラリー|奈良原一高写真展:華麗なる闇 漆黒の時間(とき)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:キヤノンオープンギャラリー1
  • ・住所:東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー1階
  • ・会期:2017年3月10日(金)~4月24日(月)
  • ・時間:10時~17時30分
  • ・休館:日曜日・祝日
  • ・入場:無料

トークイベント

島根県立美術館主席学芸員 蔦谷典子氏、グラフィックデザイナー 勝井三雄氏、奈良原一高アーカイブズ代表 奈良原恵子氏が、展示作品について話す。(事前予約制)

【開催概要】
・日時:2017年4月15日(土)13時30分~15時
・会場:キヤノン Sタワー3階キヤノンホールS
・定員:300名(先着順、参加無料)

作者プロフィール

1931年福岡生まれ。1959年早稲田大学大学院(芸術学専攻)修士課程修了。在学中の1956年に、初個展「人間の土地」が大きな反響を呼び、写真家としての活動をはじめる。

1959年、東松照明、細江英公、川田喜久治らとセルフ・エージェンシー「VIVO」を結成(1961解散)。その後、パリ(1962-1964)、ニューヨーク(1970-1974)と拠点を移しながら活動。1974年帰国後も世界各地を取材し、多数の展覧会を開催。写真集も数多く出版し、国際的にも高い評価を受ける。

主な個展に、「Ikko Narahara」ヨーロッパ写真美術館、パリ(2002-2003)、「時空の鏡:シンクロニシティー」東京都写真美術館(2004)、「手の中の空―奈良原展1954-2004」島根県立美術館(2010)、「王国」東京国立近代美術館(2014-2015)など多数。写真集に、『静止した時間』(1967)、『ジャパネスク』(1970)、『消滅した時間』(1975)、『人間の土地』(1987)、『ヴェネツィアの夜』(1985)、『時空の鏡』(2004)、『太陽の肖像』(2016)なお。主な受賞に、日本写真批評家協会新人賞(1958)、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞(1968)、紫綬褒章(1996)など。