イベントレポート

【CP+】銀一、Crumpler EUなどカメラバッグ新モデル多数

thinkTANKphotoの70-200mm F2.8対応ポーチなど

Peak Design

Peak Design(ピークデザイン)製ストラップなどを固定する際に用いる「アンカーリンクス」の青いバージョン。CP+2018銀一ブースの最前面中央に飾られていた。

2018年、銀一は創業60周年を迎えることから、それを記念した数量限定モデル。銀一のコーポレートカラーであるブルーをあしらっている。5月発売予定。

Crumpler EU

バッグブランド「Crumpler(クランプラー)」といえばオーストラリア・メルボルンのイメージが強いが、ドイツでも従来からライセンス生産されており、海外では日本にないデザインのCrumplerバッグが出回っていた。このたび日本に輸入されるCrumplerもドイツ生産に切り替わり、「Crumpler EU」の名称で流通が始まった。

オーストラリアの本家Crumplerには、ポップでストリートファッションに強い印象があったが、Crumpler EU版は都会的でシックなデザインに仕上がっている。

写真右の「プロパー ローディー 2.0 カメラスリング 4500」(希望小売価格9,200円)は、ミドルクラス一眼レフカメラと標準レンズ、ストロボを収納できるサイズ。内側に9.7インチまでのタブレットを収納できる。写真左はフラップにスウェードレザーを使うモデル「プロパー ローディー 2000 スエード レザー」(希望小売価格12,000円)。

thinkTANKphoto

thinkTANKphoto(シンクタンクフォト)各製品も大きく展示されていた。一部の製品はベルトシステムが一新され、より使いやすくなっている。金具の改良や「開口部に引っかかるから使ったことがなかった」(アンバサダーである写真家奥井隆史さん)というペンホルダーがなくなるなどにより、ほぼ全体的に軽量化された。

2〜3本の小型レンズまたは70-200mmf/2.8クラスレンズを収納できるポーチ「Hubba Hubba Hiney(フバ フバ ハイニー)V3.0」(希望小売価格7,000円)。別売のベルトに取りつけてベルトパックとして使うほか、付属のストラップを用いてショルダーとしても使用可能。

新シリーズ「Story Teller(ストーリーテラー)」も初公開されていた。レンズ装着済みのミドルクラス一眼レフカメラおよびミラーレスカメラボディに加え、さらに交換レンズを収納できるショルダーバッグ。3サイズ用意される。レインカバーを標準装備する。希望小売価格はStory Teller 5が7,800円、Story Teller 8が8,400円、Story Teller 10が9,800円(いずれも税別)。

GEARED by beruf baggage

CP+に初めてお目見えした日本の新ブランド「GEARED by beruf baggage(ギアードバイベルーフバゲッジ)」の中では、ストラップ「GIBBON(ギボン)30」も目を引いた。

ストラップに付属するフックをループ部分にかけるだけで長さ調節が3段階に可能だ。たすき掛けもできる。

カラーバリエーションは10色で、ブラック、シルバー、ネイビー、オレンジ、ゴールド、O.D.(オリーブドラブ)、ワイン、パープル、ブルー、グリーン。希望小売価格は5,500円。

秋山薫

(あきやまかおる)1973年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ロシヤ文学専修修士課程修了。月刊カメラ誌編集部、季刊カメラ誌編集長を経験。 Kindle電子書籍のカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ』の撮影、執筆、編集を中心におもにカメラ・写真関連記事の編集者・写真家として活動している。