大井川鐵道、お花見シーズンにSL列車とEL列車を増発運転

大井川鐵道株式会社は、新金谷駅～家山駅を走るSL（蒸気機関車）やEL（電気機関車）がけん引する客車列車の臨時急行列車を桜の開花に合わせて運転する。運転日は3月18日（土）～3月20日（月）、3月25日（土）～4月4日（火）、4月8日（土）～4月9日（日）。増発運転は3月25日（土）～4月2日（日）の9日間で行われる。

SL・EL列車は、旧国鉄時代の旧型客車で編成している。SL列車だけではなく、いぶし銀のEL列車も昭和の雰囲気が再現されている。期間中、家山行き急行列車は「家山の桜トンネル」付近の約500m区間を通常速度のおよそ半分（時速20km程度）で徐行運転する。旧型客車は、窓を手で開けて車内からお花見を楽しむことができるという。さらに、国鉄～JR時代に走っていた寝台特急列車「さくら号」のヘッドマーク（レプリカ品）が装着される。

急行列車は全席指定席となっており、大井川鐵道の公式サイトから事前予約ができる。新金谷駅～家山駅（片道）の乗車料金（税込）は、SL列車の場合、大人が1,690円、小人が850円。EL列車の場合、大人が1,190円、小人が600円。

SL列車

EL列車

家山行きの「SL急行さくら11号」（10時38分発）と「SL急行かわね路1号」（11時52分発）には、門出駅直結「TOURIST INFORMATION おおいなび」でお団子タイムと、帰りの普通電車がセットになった「花より団子プラン」が用意されている。お団子は自分で焼くことができ、好みの焼き加減と味付けを行うことができる。公式サイトで先着受付をしている（2名以上の申し込み）。1名あたりの旅行代金（税込）は、大人が3,200円、小人が2,000円、4～6歳が1,600円、3歳以下（SL膝上乗車・お団子なし）が500円。

昨シーズンに撮影された、車窓からの風景やお団子タイムの様子を公式YouTubeチャンネルで見ることができる。