デジタルカメラマガジン

2023年のF1シーンを思い出す「熱田 護 DRAMATIC CIRCUS F1カレンダー 2024」好評発売中

熱田氏に聞く「カレンダーのこだわり」ポイント

レッドブルのマックス・フェルスタッペン選手が圧倒的な強さと速さを見せたF1 2023シーズンもアブダビGPの最終戦を持って終了した。開幕戦から最終戦までほぼ休まずに取材した熱田護氏のF1カレンダーが好評発売中だ。税込価格は2,900円。

一般的なカレンダーはA3サイズの吊り下げ式で上に写真、下にカレンダーというタイプが多い。F1カレンダーは写真を楽しんでもらうために、B3横(515×364mm)という大型サイズで1枚1枚をじっくりと見られる仕様だ。

熱田氏らしいドラマチックなシーンが中心の内容だ。今年活躍した角田裕毅選手は2枚選ばれている
Amazon限定版では特典としてポストカードが2枚付いてくる。両面写真の豪華仕様で見ても楽しい、人に渡しても喜ばれる内容だ

熱田氏に聞く「今年のカレンダーのこだわり」

熱田氏と本カレンダー

──今年で2年目となるF1カレンダーですが、昨年との違いを教えてください。

熱田: B3の大きなサイズで写真中心のレイアウト、専用の段ボールに梱包されているという仕様は昨年と同じです。段ボールは白色でレイアウトも凝った作りになっています。正直こんなに豪華にしなくてもとは思いますが、大きなサイズですので、発送時に折れても困りますからここは譲れない点としてこだわっています。昨年との違いは表と裏が両方とも表紙になっていることです。

──どうして表紙を2つにしたのでしょうか?

熱田: 表紙は毎年ものすごく悩みます。ホンダがPUを供給しているレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手は人気があります。フェラーリも昔からファンが多いチームです。今年活躍した角田裕毅選手など、表紙に使いたい写真がたくさんあって、1枚に選ぶのが大変なのです。そんなときデジタルカメラマガジン編集部から「今年は表と裏の2枚の表紙にしませんか?」と連絡をもらいました。これなら2枚選ぶことができます。それで今年は表がマックス・フェルスタッペン選手、裏がシャルル・ルクレール選手になっています。この写真はアゼルバイジャンGPのものです。両者ともコックピットの中まで詳細に写っているのでその違いを見てほしいです。

──カレンダーの中で見て欲しい1枚を選ぶとしたらどれになりますか?

熱田: 今年選んだ12枚はどれも好きな選手、好きなシーンばかりなので1枚を選ぶのは難しいのですが、選ぶとすれば10月のマックス・フェルスタッペン選手になります。場所はモナコGPのカジノ前です。2023シーズンは圧倒的な速さと強さで3連覇を達成しました。30年とわずかばかりの間に、現場でレースを撮影してきた経験から、このようなパフォーマンスを世界最高峰の場で示せたのは、アイルトン・セナ選手、ミハエル・シューマッハ選手、ルイス・ハミルトン選手の3人しかいません。フェルスタッペン選手もその3人と同じレベルのドライバーであると思います。歴史に名を刻むであろう最高の選手がモナコを駆け抜ける光景。それは言うまでもなく、美しい絵画のようです。