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ソニー、高速AFのミラーレスカメラ「α6000」
NEX-7とNEX-6を統合 位相差AFエリアも拡大
Reported by 本誌:折本幸治(2014/2/13 10:15)
ソニーは、APS-Cセンサー搭載のレンズ交換式デジタルカメラで世界最速のAFを謳う「α6000」を3月14日に発売する。
価格はオープン。店頭予想価格は、ボディのみ(ILCE-6000)が6万8,000円前後、パワーズームレンズキット(ILCE-6000L)が8万3,000円前後、ダブルズームレンズキット(ILCE-6000Y)が10万8,000円前後の見込み。
本体色はブラックとシルバー。
パワーズームレンズキットには、標準ズームレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が付属。
ダブルズームレンズキットには、「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」と「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」が付属する。
レンズ交換式デジタルカメラ「NEX-7」(2011年11月発売)と「NEX-6」(2012年11月発売)を統合、中級モデルとしてリリースされる新製品。Eマウントを採用するミラーレスカメラで、2月7日発売の「α5000」の上位モデルに当たる。
ボディ上面をフラットにしたNEX-7の流れを汲むデザインを採用した。ただし操作系はNEX-7の特徴だったトライダイヤルナビではなく、一般的なモードダイヤルを備えるNEX-6の方に近い。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効2,430万画素CMOSセンサー「Exmor APS HD CMOS」。NEX-7と同じ画素数になる。
NEX-6と同様、撮像素子面に位相差AFセンサーを配置した「ファストハイブリッドAF」を採用。いわゆる像面位相差AFで、ソニーでは「世界最速AF」を謳っている。
さらに位相差AFセンサーの数がNEX-6の99点に対し179点と増えた。これにより位相差AFのカバーエリアが拡張している。
画像処理エンジンはα7R、α7にも搭載されたBIONZ X。ディテールリプロダクション、回折低減処理といった画像処理を特徴とする。
背面には3型92.1万ドットのチルト式液晶モニターを搭載。
NEX-7およびNEX-6の特徴でもあった、有機EL式の内蔵EVFも継承する。ただしドット数が約236万ではなく、サイバーショットDSC-RX10相当の約144万ドットとなる。
連写性能は11コマ/秒(AF追随)。
NEX-7と異なり、ホットシューはMi(マルチインターフェイス)シューを採用する。内蔵ストロボも搭載。
本体にWi-Fi機能を搭載。スマートフォンなどへの画像転送に対応する。NFCにも対応。
また、ユーザーがカメラ内に好きなアプリを導入して機能強化を行なう「PlayMemories Camera Apps」も利用できる。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード、またはメモリースティックPRO-HGデュオ/PROデュオ。
バッテリーは、α7R、α7、NEX-5T、α5000などと共通のNP-FW50。撮影可能枚数は、液晶モニター使用時が約360枚、EVF使用時が約310枚。
外形寸法は約120×66.9×45.1mm。質量は約285g(ボディのみ)。
専用アクセサリーとして、ボディケース「LCS-EBC」(税別5,200円)、液晶保護セミハードシート「PCK-LM17」(税別1,500円)が用意される。