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キヤノン、低価格エントリー一眼レフ「EOS Kiss X70」

 キヤノンは、エントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X70」を3月下旬に発売する。

 価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は、ボディのみが5万3,340円、EF-S18-55 II ISレンズキットが6万3,840円。

 2011年3月発売のエントリーモデル「EOS Kiss X50」の後継機種。引き続き、EOS Kissシリーズにおけるボトムエンドを担当する。今後EOS Kissシリーズは、「EOS Kiss X7i」、「EOS Kiss X7」、「EOS Kiss X5」、そして本機の4モデルで構成される。

 撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効1,800万画素CMOSセンサー。前モデルは有効1,220万画素。映像エンジンはDIGIC 4。EF-Sレンズを含むEFレンズ(EF-Mレンズを除く)を装着できる。

 AF測距点は9点で、中央がクロスセンサー。EOS Kiss X7で採用された「ハイブリッドCMOS AF II」や、EOS Kiss X7iの「ハイブリッドCMOS AF」ではない。EOS 70Dの「デュアルピクセルCMOS AF」とも異なる。

 ファインダーはペンタダハミラー式。視野率は約95%。倍率は0.8倍(50mmレンズ使用時)。

 液晶モニターは3型約46万ドットの固定式。前モデルのEOS Kiss X50は2.7型23万ドットだった。

 連写性能は最高約3コマ/秒。

 記録メディアスロットはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。

 バッテリーはLP-E10。撮影可能枚数の目安は、光学ファインダー撮影時で約500枚、ライブビュー撮影時で約180枚(いずれも常温)。

 EOS Kiss X50になかった機能としては、シーンインテリジェントオート、クリエイティブフィルター、表現セレクト、マルチアスペクト、動画記録時の静止画撮影などがある。

 外観に梨地塗装、グリップにラバーを使用するなど、EOS Kiss X50よりも高級感が増している。

 外形寸法は約129.6×99.7×77.9mm。質量は約480g(CIPA基準)。

(本誌:折本幸治)