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富士フイルム、超広角ズーム「XF 10-24mm F4 R OIS」を正式発表

 富士フイルムは、Xマウントレンズの新製品「フジノンレンズ XF 10-24mm F4 R OIS」を2014年2月に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 35mm判換算の焦点距離が15-36mm相当となる超広角ズームレンズ。ズーム全域で開放F4を実現した。手ブレ補正機構「OIS」も搭載する。

 2012年6月26日に同社が発表したロードマップに「10-24mm F4」として初めて登場し、2013年の早い段階に発売するとしていたレンズ。その後発売が延期となっていたが、今回正式な発表となった。

 同社のデジタルカメラ「Xシリーズ」が採用している「X-Trans CMOS」センサー(ローパスフィルターレス)に最適化した光学設計を行なったという。

 レンズ構成は非球面レンズ4枚、異常分散レンズ3枚を含む10群14枚。全レンズの両面に「HT-EBC」コーティングを施し、超広角レンズの深い凹面で発生しやすいゴーストを抑えたとする。インナーフォーカスを採用する。

 点像復元処理に対応したボディ(18日現在、「FUJIFILM X-E2」のみ)と組み合わせることで、回折現象などの影響を補正できる。

FUJIFILM X-Pro1(左)、FUJIFILM X-E2(右)への装着例(いずれもオプションのハンドグリップを装着)。

 レンズ外装、フォーカスリング、絞りリングは金属製。

 絞り羽根は7枚(円形絞り)。最短撮影距離は24cm。最大撮影倍率は0.16倍(望遠端)。フィルター径は72mm。

 最大径×長さは78×87mm(広角端)~87mm(望遠端)、重量は410g。

(本誌:武石修)