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キヤノン、動画サーボAFに対応した「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」

フルタイムMFも可能に。

 キヤノンは、交換レンズ「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」を4月下旬に発売する。価格は3万7,800円。

 現行モデルの「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II」に対して、新たにフォーカス駆動にステッピングモーター「STM」を採用したレンズ。

 STMにより、ライブビュー撮影のコンティニュアスAF時(クイックAF除く)においてスムーズなAFを実現したという。加えて、動画撮影中に静かでスムーズなAF動作が可能になる「動画サーボAF」にも対応した。

 本レンズは、同日発表の「EOS Kiss X7i EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズキット」、「EOS Kiss X7 EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズキット」、EOS Kiss X7 ダブルズームキット」に含まれる。

 光学系は新設計。最大撮影倍率が従来の0.34倍から0.36倍にアップしており、マクロレンズを除くEF-Sレンズ中最大だとしている。最短撮影距離は0.25mで従来モデルと同じ。

 フォーカスリングは電子リング方式になり、フルタイムMFに対応した。またフォーカシングで前玉が回転しなくなり、PLフィルター使用時などの利便性が向上したとしている。インナーフォーカス方式を採用しており、フォーカシングで全長が変化しない。

 引き続き、シャッター速度換算で約4段分の手ブレ補正機能を搭載する。

 レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む11群13枚。絞りは7枚羽根の円形絞り。フィルター径は58mm。最大径×全長は69×75.2mm。重量は約205g。

 オプションのレンズフードは新型の「EW-63C」となる。

EW-63C

(本誌:武石修)