トキナー、超広角ズームレンズ「AT-X 116 PRO DX」をリニューアル


 ケンコー・トキナーは、トキナーブランドのAPS-Cセンサー対応交換レンズ「AT-X 116 PRO DX II」(11-16mm F2.8(IF) ASPHERICAL)のニコン用を3月下旬に、キヤノン用を7月下旬に発売する。価格はいずれも9万4,500円。

AT-X 116 PRO DX II

 2008年2月に発売した「AT-X 116 PRO DX」の後継機種。新たに静音性の高いDCモーター(SD-Silent Drive-Motor)を内蔵したほか、高分解能GMRセンサーをフォーカス直下に搭載。一般的な回転検出センサーより高精度のフォーカス制御を可能とし、AF速度を速めた。重量は従来モデルから据え置いている。

 P-MO非球面レンズを前群に配置し、後群のガラスモールド非球面レンズと合わせてディストーションを補正しつつ、各収差を補正したという。蛍石に近いというSD(超低分散)ガラス「FK03」を2枚採用することで色収差の除去を図った。従来モデルのマルチコーティングを改善し、シャドー部の階調をよりなめらかにしたとしている。

 ワンタッチフォーカスクラッチを継承。ピントリングを手前にスライドさせることでMFに移行する。

 レンズ構成は11群13枚。絞り羽根は9枚。最短撮影距離は0.3m。最大撮影倍率は1:11.6。フィルター径は77mm。サイズは84×89.2mm(最大径×全長)。重量は550g。花形バヨネットフード「BH-77A」が付属する。




(本誌:鈴木誠)

2012/1/26 12:40