ルーニィ247フォトグラフィー、Jack Sal写真展「フォトジェニックな線 ~クリシェ・ベール~」
ルーニィ247フォトグラフィーは、Jack Sal写真展「フォトジェニックな線 ~クリシェ・ベール~」を4月5日より開催する。
ニューヨーク在住の作家、ジャック・サリューさんの主に80年代に制作されたクリシェ・ベール作品をご紹介いたします。
クリシェ・ベール(cliche'-verre)とは、1853年にフランスのバルビゾン派の画家たちが下絵を写すためにもちいていたものを指します。カメラを使わず、紙やガラスに描いたものを印画する、版画のような写真の技法です。
カメラには、記録的な一面があり、芸術としての側面を追求しようとしても、そこに必ず「世界」あるいは「社会」が入りこんでしまう。
ジャック・サリュー氏は、写真から社会性というコンテクストを解放した写真作品を制作しようとクリシェ・ベールの手法を用いました。
なによりもジャック・サリュー氏の作品の魅力は、素朴な美しさにあります。
薄い紙に、インクや絵の具、チョークをつかって、線や点を描き、それをネガにしてプリントします。
彼の手から生み出された線は、軽快なリズムを刻み、自由を感じます。
デジタル全盛の昨今において、彼の作品の原始的な身体性は、過激ですらあり、新鮮な驚きを私たちにあたえてくれます。
日本でジャック・サリュー氏のまとまった作品を紹介するはじめての機会。
2011年もっとも見るべき展覧会のひとつです。約20点のプリント、或いはネガそのものを展示致します。(写真展情報より引用)
- 名称:Jack Sal写真展「フォトジェニックな線 ~クリシェ・ベール~」
- 会場:ルーニィ247フォトグラフィー
- 住所:東京都新宿区四谷4-11みすずビル1階
- 会期:2011年4月5日~2011年4月17日
- 時間:12時~19時(最終日は16時まで)
- 休館:月曜
2011/3/18 17:54