リコー、業務用タフネスデジカメ「G700」を発売延期


 リコーは9日、業務用コンパクトデジタルカメラ「G700」および「G700安心保証モデル」の発売を9月17日に延期すると発表した。8月24日の発表当初、9月10日の発売を予定していた製品。

G700

 延期の理由は、「品質上の不具合品が混入する可能性があり、その対策に時間を要するため」としている。ACアダプター「AC-5c」とソフトケース「SC-700」も同じく発売を延期する。

 G700は、建設現場、災害現場、医療現場などでの記録に向けたデジタルカメラ。2mからの落下や水深5mで2時間の使用に耐えるなど防塵、防水、耐衝撃性を高めたモデル。医療現場を想定して、新たに次亜塩素酸ナトリウムとエタノールによる外装の消毒が可能になった。

 1/2.3型有効1,210万画素CCD、35mm判換算の焦点距離28-140mmの5倍ズームレンズ、約92万ドットの3型液晶モニターなどを搭載する。サンディスクのライトワンスSDメモリーカード「SD WORM」にも対応する。価格はG700が9万9,800円、安心保証モデルが10万8,000円。




(本誌:武石修)

2010/9/9 19:50