新宿ニコンサロン、山本敏晴写真展「HIV/エイズとともに生きる子どもたち」
新宿ニコンサロンは、山本敏晴写真展「HIV/エイズとともに生きる子どもたち」を9月14日から開催する。
(c)山本敏晴 |
HIVに感染した母親から生まれた子どもは、生まれながらにしてHIVに感染していることがある。それでも「死なずに生き続けられる薬」が現在開発されたが、生き続ける子どもたちの現状は壮絶である。
「エイズは、とても悪いことをした人が受ける『神の呪い』だ」という現地に迷信があるため、世間の人たちから子どもたちは差別を受け、村八分となって追い詰められていく。
両親もHIVに感染していたため、既にエイズを発症し死亡しているケースが多く、子どもたちは「孤独と貧困」の中にいる。
作者は、ケニアでこのような状況の中で生きている子どもたちに「あなたの大切なものは何ですか?」と尋ねた。本展では、彼ら、彼女らのその回答から紡ぎだされる「HIVとともに生きる子どもたち」の「苦しみ」と「それを超える人間の強さ」を展示する。(なお、作品は本人および保護者の了解のもとに撮影したものである)カラー40点。(写真展情報より)
- 名称:HIV/エイズとともに生きる子どもたち
- 会場:新宿ニコンサロン
- 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
- 期間:2010年9月14日~2010年9月27日
- 時間:10時~19時(最終日は16時)
- 休館日:会期中無休
2010/8/31 12:09