大西みつぐ氏企画の地域写真イベント「Fukagawa Photo Session」、17日から
東京都江東区の深川地域を写真で綴るイベント「Fukagawa Photo Session」が、7月17日から7月25日かけて開催される。
「川の流れ 人の営み 「写真」でまちをつづる」と題したイベント。ギャラリーや商店で写真展やイベントを開き、ストリートを写真で彩る催しとなっている。
参加写真家は、木下奈緒美、門井幸子、遠藤志岐子、兼平雄樹、佐久間元、村越としや、湊庸祐、斉藤明彦、高野ひろし、大西みつぐ(順不同、敬称略)。1970年代から下町を拠点に活動する、深川高橋出身の大西みつぐ氏が企画者。
ゲストとして板見浩史氏(編集者)、萩原義弘(写真家・第26回東川賞特別作家賞)も参加する。
江戸の粋や伝統を受け継いできた深川。中心地である門前仲町から北へ歩くこと10分のところに「清澄白河」エリアがあります。このあたりは、近くを流れる「小名木川」が江戸の米や塩などの輸送路として活況を呈してしてきた地でもあります。明暦の大火(1657)後には移転してきた寺により寺町が形成されたこともあり、静かな雰囲気もしっかり残されています。最近はギャラリーやカフェも新しくでき、深川の新たな散策路として注目されています。
今回のフォトセッションはそんな和やかな町を舞台に行なわれるささやかな写真の催しです。周知のようにデジタルカメラがすさまじい勢いで私たちの暮しの中に入り込み、写真を撮ること、写真を見ることがこれまでにない「普通の出来事」になりつつある現在。あらためて写真はなにを表現しているのか、あるいはなにを伝えようとしているのかといったことを、小名木川の流れに沿って、親しみある町の散策を通して、写真フアンのみならず近隣のみなさんにも感じとっていただく。そして新たな町並みをともに体感し、豊かな日常を発見するというのが大きな目的でもあります。
手作りの催しではありますが、 地域の情報マップ「かわら版 深川福々」を母体として、各ギャラリーさんや深川資料館通り商店街さん、そして近隣の店舗さんなどに展示スペースのご協力をいただくことになりました。参加していただく写真家のみなさんは近年先鋭的な作品を撮り続けている若手の方々が中心です。夏のはじまりの蒸し暑い時期ですが、しばし町の記憶に分け入り、また爽やかな川風に吹かれてみるのも一興かと存じます。 どうぞご高覧ください。(イベント資料より)
- イベント名:Fukagawa Photo Session
- 会期:2010年7月17日〜2010年7月25日
- 時間:12時〜19時(場所により異なる)
- 主催:深川フォトセッション実行委員会(かわら版・深川福々)
- 協力:深川資料館通り商店街
- 展示場所:江東区清澄白河、常盤、佐賀、三好エリアのギャラリー、店舗、ショーウィンドウ、商店街事務所、お寺壁面など(地下鉄半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」下車・萬年橋あたりから現代美術館あたりまで)
期間中の主な催しは次の通り。
●トークセッション「記録、痕跡、変貌 生きる町」・(萩原義弘+兼平雄樹)」無料- 日時:7月25日15時〜16時
- 会場:深川資料館通り商店街事務所2F
- 参加費:無料
- 日時:7月17日13時30分〜(見学・参加可)
- 会場:そら庵
- 日時:7月17日15時30分〜16時30分
- 会場:そら庵
- 参加費:ワンドリンク付き500円
- 日時:会期中随時
- 参加費:無料
- 日時:7月18日19時〜
- 集合場所:深川いっぷく
- 参加費:接待付500円
- 日時:7月17日19時〜20時30分
- 会場:そら庵となりの堤防あたり
- 日時:会期中随時
- 会場:深川Labo・そら庵
2010/7/5 16:25