クレー・インク、東松照明写真展「アツサラーム・アレイクン」


(c)東松照明

 クレー・インクは、東松照明写真展「アツサラーム・アレイクン かつてアフガニスタンは平和な泥の王国だった」を2日より開催している。

 東松照明氏がアフガニスタンの大地と人々の暮らしをとらえ、1978年に発表した写真集「泥の王国」から約40点を展示する。

 クレー・インクによると、「アフガニスタンは世界が20世紀末から21世紀へ移行を果たす際、この国はいつしか危険と背中合わせの日々を強いる中東の火薬庫のような存在になってしまった。しかし、この国はつい数十年前までは、世界でもっとも貴重な文化遺産を現代に伝える微笑みの国でもあった」という。

 また、「展覧会のタイトル『アツサラーム・アレイクン』(あなたに平安あれ)のメッセージと共に、グローバル化の中で翻弄されるこの国の行方へ寄せる写真家、東松照明の思いが語られる」とも述べている。

  • 名称:東松照明写真展「アツサラーム・アレイクン かつてアフガニスタンは平和な泥の王国だった」
  • 会場:GALLERY 21(ギャラリー・ヴァンテアン)
  • 住所:東京都港区台場2-6-1 ホテルグランパシフィック LE DAIBA 3階
  • 期間:2010年3月2日~3月28日
  • 時間:10時~20時
  • 休館日:会期中無休
  • 入場料:無料

 なお、20日の17時より、キュレーターの大田菜穂子氏によるキュレーターズトークを実施する。展覧会のキュレーションや、東松照明氏について語るという。参加は自由。

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2010/3/5 16:50