パナソニック、広角28mm対応の屈曲光学モデル「LUMIX DMC-FP8」


 パナソニックは、フラットボディを採用した薄型コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FP8」を8月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万5,000円前後の見込み。カラーはレッド、ゴールド、シルバー、ブラック、ピンク。なお、ピンクは直販サイト「LUMIX CLUB」での限定販売となる。

レッドゴールド
シルバーブラック
ピンク(LUMIX CLUB限定)

 フラットなボディ形状を採用したLUMIXシリーズのニューライン。レンズに屈曲光学系を採用することで厚みを抑え、使用時でもレンズが突出しない。また、デザイン性と暗所での操作性向上のため、青色LEDを使用したキーイルミネーションを背面ボタンに搭載した。さらに、自動撮影機能「おまかせiAダイレクトボタン」をシャッターボタン脇に設けた。メニューから探すことなくおまかせiAを利用できる。

 従来比2倍の効果を実現した新手ブレ補正機構「POWER O.I.S.」を搭載したほか、AF速度をこれまでの2倍に引き上げた。詳細は「パナソニック、『LUMIX』2009秋モデル4機種を発表」を参照されたい。

レッドレッド
ゴールドゴールド

 撮像素子は1/2.33型有効1,210万画素CCD。最大記録解像度は4,000×3,000ピクセル。画像処理エンジンはヴィーナスエンジンHDを搭載する。感度はISO80~1600。高感度モードでは最大ISO6400まで増感できる。最大1,280×720ピクセル、30fpsのHD動画撮影も可能。記録形式はMotion JPEG。

 レンズは35mm判換算の焦点距離28~128mm、F3.3~5.9。4.6倍ズームのLEICA DC Vario-Elmarを採用。最短撮影距離は広角端、望遠端とも30cm。マクロ時は広角端で最大5cmまでの接写が可能。

 ハイダイナミックモードは、明暗差のある1枚の画像で、ハイライト部を適正に露光することで白トビを防ぎ、暗部には「暗部補正」を強めにかけることで黒ツブレを軽減した写真を得られる機能。人間の見た目に近い画像になり、逆光の風景や夜景などに適するという。ハイダイナミックモードは通常の「スタンダード」のほか、効果を強めにする「アート」とモノクロになる「B&W」を選択できる。また、新たに3人同時の認識が可能になった。また縦位置での個人名表示にも対応した。

シルバーシルバー
ブラックブラック

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型TFT。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約40MB。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約380枚。

 本体サイズは、95.7×20.2×59.6mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約131g(本体のみ)、約153g(バッテリーと記録メディアを含む)。



(本誌:武石修)

2009/7/28 18:44