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ChatGPTからPhotoshopの使用が可能に

「背景をぼかすのを手伝ってください」……起動からタスク処理まで対話形式で

アドビ株式会社は12月11日(木)、対話型AIプラットフォームのChatGPT向けに、Adobe Photoshop、Adobe Express、Adobe Acrobatの提供を開始した。ChatGPTのデスクトップ版、Web版、iOS版において無料で利用できる。

ChatGPTのチャットによる対話形式で、自身の要望を伝えることで上記クリエイティブアプリの機能を利用できるようになる。利用するには、アプリの名前を入れて指示を入力するのみ。

例えば「Adobe Photoshop、この画像の背景をぼかすのを手伝ってください」と入力すれば、ChatGPTが自動的にアプリを起動してタスクを実行。対話形式で編集を進められるほか、スライダーによるパラメータ調節にも対応するという。

Adobe Photoshopにおいては特定のオブジェクトの編集が可能なほか、明るさ、コントラスト、露出などの調整、グリッチやグローなどの効果を、元の画像の品質を保ちながら適用できるとしている。

Adobe Expressは、豊富なテンプレートを利用できるほか、テキストや画像の差し替え、デザインのアニメーション化などに対応。

Adobe Acrobatではチャット内でのPDFの直接編集、テキストや表の抽出、複数ファイルの統合、ファイルのPDF変換といった作業が可能になるという。

本誌:宮本義朗