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AI搭載のポータブルNAS「UnifyDrive」が日本に上陸
クラウドファンディングで37%オフ
2025年5月28日 18:03
Unify Data Technology LLC.が展開するNASブランド「UnifyDrive」のポータブルNAS「UnifyDrive UT2」が、応援購入サービス「Makuake」で5月28日(水)から日本初の正規販売を開始した。最も安価なプランは限定早割の6万2,290円。一般販売予定価格は9万8,880円となる。予約期間は7月30日(水)22時00分まで。
2024年に海外クラウドファンディングで1億5,000万円超の販売実績を記録し、映像制作者などから高い評価を得たという製品。AIによるデータ整理機能とネット環境を問わない設計が特徴で、従来のクラウドストレージやHDDに代わる「手のひらサイズの大容量クラウド」としている。
従来のNASシステムと比較して、持ち運びサイズでコンパクト。2スロットのM.2接続に対応し、市販のSSDを利用して最大16TBまで拡張できる。
8K動画など大容量データの保存にも対応し、ランニングコスト不要で独自のストレージ環境の構築が可能となる。CFexpressカードや、SDカードスロットを搭載し、メモリーカードから直接データ取り込みにも対応する。
AIがオフラインで写真や動画、文書などを自動整理し、キーワード検索で必要なデータを瞬時に見つけられる。すべての処理はローカルで完結するためクラウド送信が不要で、プライバシーとスピードを両立しているという。
データ保護面では、RAID1で2台のディスクに同時保存し、故障時に備えて自動バックアップを維持。独自のUDRモードでは重要なデータのみを選択してミラーリングできる。
緊急時対応として純コバルトUPSバッテリーを内蔵し、電源供給がない状況でも最大30分間の連続稼働が可能。約12万MBのデータ転送を電源に依存せず実行できる。電源はPD対応でUSB Type-C、12V/2.75Aで駆動する。
主要スペック
- CPU:RK3588C(8コア、4コアCortex-A76+4コアCortex-A55)
- GPU:ARM Mali-G610 MC4
- NPU:6TOPS
- メモリ:8GB LPDDR4X
- 内蔵ストレージ:32GB eMMC V5.1 HS400
- 外形寸法:170×85×21mm(シリコンケースなし)
- 重量:306g(シリコンケースなし)
インターフェース
- M.2スロット:2スロット(PCIe 3.0、M.2 NVMe 2280対応)
- イーサネットポート:1ポート(2.5GbE RJ-45)
- USBポート:Type-C×1(USB 3.2 Gen 1、DP対応)、Type-A×1(USB 3.2 Gen 1)
- HDMIポート:1ポート(HDMI2.1)
- SDカードスロット:1スロット(UHS-II、SD/microSDカード対応、microSDカードにはアダプターが必要)
- CFexpressカードスロット:1スロット(CFexpress Type-B/A対応、Type Aにはアダプターが必要)
接続方法・転送速度
- APモード:最大9.6Gbps
- Wi-Fiモード:最大9.6Gbps(Wi-Fi6、802.11ax対応)
- フラッシュドライブモード:最大3.0Gbps
- LANケーブルモード:最大2.5Gbps(2.5GbEポート採用のため)
通信機能
- Wi-Fi:Wi-Fi6(802.11ax)
- Bluetooth:BT5.0