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「ライカT」の最新ファームウェア公開。AF速度が約2倍に

新たに標準大口径と中望遠マクロレンズの予告も

ライカカメラジャパンは、「ライカT」の最新ファームウェア公開と、ライカTシステムの新しいレンズについて発表した。

ライカT(Ver.1.410)

AF速度の向上、起動時間の短縮、タッチパネル操作性の向上が主な特徴。いくつかのバグ修正も含まれている。

AFは反応速度を従来比で約2倍に高速化。タッチパネルの操作性は、感度と反応速度が向上。特に再生モード時での表示切り替えとタッチ操作が従来比3倍ほど向上するという。

また、ライカTと同じくライカLバヨネットマウントを採用するフルサイズミラーレス「ライカSL」用のレンズもライカTで使用できるようになる。

アップデートはPCとSDカードで可能だが、ライカストアでもインストール手順の説明を行なうという。

新しいTLレンズを発表

ライカT用のライカTLレンズに、「ライカ ズミルックスTL f1.4/35mm ASPH.」(2016年春発売予定)および「ライカ アポ・マクロ・エルマリートTL f2.8/60mm ASPH.」(2016年秋発売予定)の2本が加わる。

ライカ ズミルックスTL f1.4/35mm ASPH.(ブラック/シルバー)

いずれもブラック鏡胴に加えてシルバー鏡胴も新たに用意。詳しいスペックはまだ明らかになっていない。

ライカT用(=APS-Cフォーマット用)のライカLマウントレンズは、35mmフルサイズ対応の「ライカSLレンズ」に対し、今後「ライカTLレンズ」という名称になる。

これで単焦点のTLレンズは、ライカTと同時発売の「ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH.」とあわせて広角、標準、中望遠マクロの3本になる。

ライカ ズミルックスTL f1.4/35mm ASPH.。ライカカメラ本社で編集部撮影

(本誌:鈴木誠)